日経平均は株高を維持
菅首相が総裁選に出ないと表明したのが先週の話。それまでは菅対岸田という、自民党のお家騒動のような盛り上がりを見せていましたが、一転、今週は誰が次の首相かが注目されました。
自民党も、とりあえずは勢いを取り戻した様相です。株価も3万円を超えたところで安定してきたでしょうか。さらに上に行くことも予想されます。
為替もおおむね横ばい傾向。円高も終わったと見えます。
オリンピックも含め、日本の動向は最近株や為替に反映されていませんでしたが、ようやくここにきて、日本株にお金が入ってくるようになってきたと考えて良いのかもしれません。
中国が依然として経済対策は不透明な状況です。米国株もかなりの高値圏にいるので、安全な資産の移動先として、日経が注目されてきたのならば、よいニュースでしょう。
総裁選は盛り上がりを見せるか?
総裁選は、実質、岸田文雄、河野太郎、高市早苗の三人で進んでいきそうです。ただ、高市さんは少し弱い感じですので、実際には岸田・河野の二名の争いといったところです。どれだけ高市さんに票が流れてしまうのか、という点でだけは高市さんにも注目です。
石破茂は、すでに出る気はないのかもしれません。もっとも、ここまで次期総裁選で各人が語り出している中、今更立候補したとしても負けは確実です。次の総裁選につなげることもあまりできないでしょうし、今回は当選しそうな人を支持しておく、というところに終始していくのではないでしょうか。
とりあえず、環境と原発問題、経済対策、といった点の発言には要注目でしょう。新型コロナ対策に関する話題が総裁選の見どころかもしれませんが、この部分は、あまり株や為替には影響していかないように見えます。
世界情勢も小休止?
米国雇用統計も終わりましたし、テーパリングも、積極的には進まないような見方が多勢を占めるようになってきた中、懸念材料にも乏しい展開です。
アメリカの株高がいつ崩れるのかは気になりますが、基本的にしばらくはポジティブな形で市場は進んでいくのではないでしょうか。
オセアニアで新型コロナ感染者が出てきたことには警戒です。オーストラリアもニュージーランドも、かなりのコロナ対策の徹底ぶりが見られますので、他の国とはコロナに対する見方が違ってきます。コロナ感染者増加が為替に影響を与えていく可能性もあるので、警戒しなくてはなりません。
特にオーストラリアは、オーストラリア準備銀行が政策金利を0.10%で据え置き。さらに、国債買い入れをこれまでの週50億豪ドルから週40億豪ドルへと縮小したことが嫌気されました。
オセアニア通貨は、このあたりの経済状況、コロナ状況が関わってくるため、取引には注意が必要でしょう。
来週の戦略
ある程度、オセアニア通貨で儲けることはできたのですが、オーストラリアによる国債買い入れ縮小のニュースにより。豪ドルNZドルのペアが大きく下落。足を引っ張っています。
今週は日本株がどこまで上昇するか。そして、これにともなって円安になっていくのか、に注目です。
基本的に円安になっていくようでしたら、トレンドに乗っていきたいところです。
ここのところ、新興国通貨が堅調ですので、ここに重点を置きながら、円高になったところを押し目と見て、買っていきたいところです。
中国の経済対策などのニュースには要警戒です。日本がいつ巻き込まれてしまうとも限りません。
約定分
FX 101,066円
(豪ドル円、メキシコペソ円、豪ドルNZドル)
CFD 0円
合計 101,066円
持ちこし分
FX -169,870円
(メキシコペソ円、豪ドルNZドル)
CFD 0円
合計 -754,470円
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