恒大集団経営危機で株為替ともに乱高下!!
今週頭から、中国不動産大手の恒大集団による経営危機が拡大し、中国版リーマンショックが起こるのではないか、とするネガティブな憶測から、世界の株・為替はともに乱高下しました。
恒大集団は、社債の利息支払いがままならず、このまま債務不履行(デフォルト)に陥る危機があるとして、利息の支払いを求める人、契約を解約したい人が会社に押し寄せ、大パニックになっているようです。
株や為替への影響は、中国政府が、恒大集団を救済するのか、しないのか、というニュースが朝令暮改的に出るごとに乱高下するという始末。小出しに別々のことを言ってくる中国政府のコメントに振り回される一週間となりました。
結局、ある程度落ちた後に株・為替ともに戻ってくる展開。かつてのリーマンショックほどの影響はないという見立てが大勢を占めているようですが、実際のところは、株も為替も金融緩和でかなり高値圏にいるので、いつ崩れるのか分からず、警戒は必要です。
今週はほかにも、FOMCがありました。こちらは、直後にはある程度の動きは見せましたが、それほど大きな風は立たなかったというところでしょうか。FOMC終了後は、むしろ中国へ目が向けられているといったところです。
日本はというと、そんな中でも自民党総裁選が進んでいます。おおよそ、陣営がはっきりしてきた形でしょうか。せっかくのポジティブニュースも今週は中国関係のニュースに飲み込まれた形ですが、来週は恒大集団のニュースが落ち着くようでしたら、日本株は盛り上がってくるのではないでしょうか。
そして、ここにきてワクチンの接種者も伸びてきており、新規感染者数も減ってきています。緊急事態宣言解除も目前に迫り、中国関連のニュースに振り回されないようでしたら、来週はリスクオン的に推移するのではないでしょうか。
ファーウェイ副会長も無事帰国
アメリカの指示によりカナダで拘束され、自宅に軟禁状態だったファーウェイ副会長も、一部で罪状を認める形で中国へと帰国しました。中国も、拘束していたカナダ人をカナダに帰国させるという措置をとりました。
アメリカは、ファーウェイはアメリカの安全保障上の脅威だとは言っていますが、とりあえず、一つの地政学リスクが片付きました。
中国で開催される冬季オリンピックも近づいてきて、地政学リスクは、ひとまず後退していく可能性が大きいと見られます。
とりあえず、今後は冬季オリンピックまでは、どちらかというとリスクオンが続くのではないかと見ています。
冬季オリンピック終了後は、地政学リスクが一気に噴出する可能性はありますが、それまではある程度強気にいくことができるかもしれません。
来週の戦略
恒大集団のニュースに警戒すべきですが、どちらかというと、リスクオンの地合いが続くのではと考えています。
基本的には株高、円安傾向に推移するのではないかと見ています。
ドル円を110円50銭でショートしてしまい、何やってんだよ、と少し嘆いています。
豪ドルNZドルも週足でほんとうに久々の陽線をつけました。こちらは、ここで買いで反応していきたいところです。
約定分
FX 76,350円
(豪ドル円、南アフリカランド円、メキシコペソ円、豪ドルNZドル)
CFD 6,450円
(日経)
合計 82,800円
持ちこし分
FX -185,879円
(ドル円、南アフリカランド円、メキシコペソ円、トルコリラ円、豪ドルNZドル)
CFD 9,800円
(日経)
合計 -791,879円
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