9月第3週 ドル円は145円うかがう展開 オージーキウイは強力

今週の投資結果
ドル円は145円を再びうかがう局面がありました。今後も、指標や要人発言などで、一気に上値更新も考えられます。豪ドルも対NZドルには強いです。指標結果が悪くても、なぜか上昇していくという不思議な動きを見せています。相当に買い支えが入っているようで、レンジ内にとどまるか、上抜けするか、注意してみておく必要がありそうです。 

1ドル145円に厚い壁?

9月13日(火)、日本時間21時30分、米国の消費者物価指数(CPI)が発表されました。

前月比、前年比ともに、市場予想よりも高い数値をたたき出しており、これにより、ドル円は144円台後半、翌14日には144円90銭台を再びつけるにいたります

しかし、その後は145円の厚い壁に阻まれ、値を戻す展開になっています。

ここのところの大きな動きで、低いところでは142円台まで押し戻されることも多くなっていますが、まだまだ上抜けを狙っている動きともいえます

144円90銭付近には、相当に厚い壁があるように見えますが、ここまで強いドルと、弱い円です。

指標や、要人発言など、何かをきっかけとして、一気に上方向にブレイクする可能性はあります。

その先には、150円台もあるのかもしれません

いぜんとして弱い円

円は弱いままです。

鈴木財務大臣も、「あらゆる手段を排除しない」などと、発言はしていますが、日本の要人発言など、まったく聞く耳ももたず、円は弱いまま、というところです。

ここのところ、ようやく原油も金など貴金属の価格も下がってきましたが、これはドル建ての話。

結局、円で買おうとすると、円安が響き高い値段になってしまいますので、結局日本国内では、こうしたものが高くなる、ということでしょうか。

ところが、日本は世界的にも、「買い物天国」などと言われ、安い商品に外国人が群がっている状況です。

いくら物価が高くなった、インフレだと言っても、いぜんとして、日本の商品棚には安い商品が陳列されている状況が続いています。

日本の場合、給料の引き下げで、物価高分を補填するのが常套手段です。

世界各国では、インフレはありますが、それ以上に新型コロナ時に、失業者に厚い経済対策を実施してきたので、いまだに仕事につかずとも、ある程度の収入がある人が増えています

そのため、企業は高い給与を提示して労働者を雇い入れているわけです(これが、インフレの温床の一つの要因ともなってはいるのですが)日本とはまったく逆になっています。

もちろん、日本のこのやり方は、インフレを抑え込む簡単な手段の一つであることは確かでしょう。

しかし、商品の値を低くしていると、その国だけで経済を回しているのならなんとかなりますが、結局は外国の潤沢な資本で、安く買いたたかれてしまっている、ということになってします。

外貨をできるだけ無駄なく稼ぐためには、現時点では物価を高くしていく方が、有効であるようにも思えるのですが、どうなのでしょうか。

結局、こうした日本の国だけでのインフレ抑制のために、商品は安く買いたたかれ、外国人からの消費税はそれほどもらえない、という悪循環に陥っているわけです。

オージーキウイは上昇傾向

オーストラリアドルとニュージーランドドルのペア、通称「オージーキウイ」は、大きく上昇しています

月足で見ると、2021年12月から、上がり続けているということになります

特に、3月からは6連騰を記録しており、9月も陽線で引けると、7連騰ということになります。

両国の重要指標では、15日(木)日本時間7時45分にニュージーランドのGDPが発表になりました。

これは、市場予想を上回る好結果となりました。

一方、同15日(木)10時30分には、オーストラリアの雇用者数、失業率など、雇用統計が発表されました。

これは、市場予想よりも悪化という結果となりました。

このため、市場発表後は、オージーキウイは下落、つまり、オーストラリアドルが弱く、ニュージーランドドルが強い、という結果が反映されたわけです。

しかし、すぐにこの流れは反転

オージーキウイは上昇するという、よく分からない展開となりました。

一部には、雇用者数は市場予想を下回りはしたが、それでも33万5千人と、回復傾向にあることが好感されている、ということが言われています。

それも後付けの話で、正直には、いったい豪ドルがここまで強い要因が、いまいち分からない、というところでしょう。

とにかく、オージーキウイの上昇が止まりません

オージーキウイは長い間、レンジが続いていましたが、もう少しで上方向へのブレイクということになります。

このまま下落するのか、あるいは上方向へブレイクするのか、警戒を緩めることができない展開になってきました。

来週の戦略

今週は、ほぼひとつも利益が出ずに終わりました。

毎週書いていることですが、オージーキウイの含み損が大きすぎて、他の通貨の売買をするだけの資金余力がなくなっています。

結局、来週もひたすら、オージーキウイの下落を願うしかないというわけです……。

約定分

株             0円
FX          430円
 (豪ドルNZドル)
CFD         0円
合計          430

持ちこし分

株        -649,500円
FX     -894,479円
 (トルコリラ円、豪ドルNZドル)
CFD           0円
合計   -1,543,979円 

ひたすら、オージーキウイ頼み……

MUNO
MUNO

オージーキウイがぜんぜん下がらないよ……。

上方向にブレイクしたら、もうおしまいだよ。

吾郎
吾郎

しかし、だいたいお前が取引すると、ブレイクすることが多いよな。

順張りにせよ、逆張りにせよ、反対方向に。

MUNO
MUNO

この世は諸行無常ということだね。

そろそろ、本当にくたばっちまうよ……。

コメント

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