衆議院選挙は自民党が圧勝
10月31日の衆議院議員選挙までは、それほど大きな株価の上昇はありませんでした。自民党が単独過半数を取れないとの憶測も伝わっていましたので、それによるものだったのでしょう。
実際、大方自民党は単独過半数に届かず、公明党と併せて与党過半数となるという見通しだったと思います。
しかし、実際に蓋を開けてみれば、自民党が過半数の議席を獲得。圧勝という結果に終わりました。これにより、今週の株価はおおよそ堅調に推移する結果となりました。
株価は海外を見ると、中国はやや軟調に推移していますが、米国は依然として史上最高値を更新し続けている状態で、世界的にも景気の加速が見られます。
日本も、衆議院選挙というビッグイベントを自民党の圧勝という結果で通過し、この恩恵がしばらく続くことが見込まれます。
3万円を前に上値の重い展開ですが、上に抜けると、一気に買い圧力が強まるのでないでしょうか。
ただ、上値が重いということは、売り場を探しているとも見られます。自民党議員の発言次第では、大きく下落することも予想されます。このあたりの動きには注意が必要です。
強かった自民党
大方の予想に反して、自民党が圧勝でした。
今回の投票率は55.93%と、史上3番目に低い結果となりました。これも意外な結果でした。
期日前投票時点では、全国で過去の選挙よりも増加傾向にあると報じられていましたので、投票率自体も多くなるのではないか、という見通しが立っていたと思います。
投票率が上がるほど、自民党にとって不利になる展開の選挙区もあったかと思います。
しかし、蓋を開けてみれば、選挙日にはあまり投票率は伸びなかった、ということが、自民党圧勝の一つのポイントだったように見えます。
すでに票を入れる人は、行きやすい日に選挙に行き、結局入れない人は動かない、ということが示された形となりました。
そのほか、意外に岸田首相の人気が高かった、岸田首相への期待の高さ、もうかがえた結果となったのかもしれません。
争点があいまいだったことで、野党が批判の対象とする話題もあまりなかったことも関係している可能性があります。
とにかく、サプライズの結果となったといえます。
自民党の勝利は、経済にとってはポジティブですので、今後も上昇トレンドが続くと良いのですが。
FOMCと米国雇用統計も追い風
今週のFOMC声明では、利上げはまだまだ動向を見てから、との発言があり、ハト派姿勢が伝わりました。これにより、週末にかけて株・為替ともに上昇です。
なんだかんだ言って、パウエル議長はハト派であるということでしょうか。
米国雇用統計でも、失業率が4.6%、非農業部門雇用者数が531千人と、ともに改善されており、市場予想を上回っていました。特に新興国通貨が大きく反応して上昇しました。
原油価格や石炭価格が上昇していますので、エネルギー産出国にとっては、買い場を探っていた展開であったかもしれません。新興国の経済にとっては追い風の状態となってきました。
ただ、今後は原油・石炭ともに増産が示唆されていますので、このあたりの価格の下落が新興国にどう影響していくのかに注意が必要です。
まだまだアフターコロナは見えず
株価指数は上昇していますが、日本で言えば個別株の伸びがイマイチです。日本では新型コロナはなぜか抑えられているのですが、世界に目を向けてみると、まだまだ感染が収まらないどころか、ここにきて新たな感染拡大の波が来ているように見えます。
この波がまたいつ日本に波及してくるかに注意が必要です。
まだまだアフターコロナ銘柄も、こうした警戒感から頭が抑えられているような形になっています。一方で、コロナで上がった銘柄には、逆にアフターコロナを見据えた利益確定の売りが出ているような感じも受けます。
年末に向かって調整の売り買いが進んでいく時期に入ってきましたので、今後どのような展開となるのかに注意が必要です。
来週の戦略
週の前半に新興国通過を仕込んでいったのですが、ずっと下落していき、正直失敗したかも、とも思いました。
ただ、週の後半にかけて、FOMCや米国雇用統計がポジティブ方向の結果となり、このあたりが上昇。ある程度の儲けを出すことができました。
新興国通貨はここ二週間で下落してきていましたので、ここからの上昇を期待したいところです。
一方の先進国通貨はかなり大きく上昇していましたので、横ばいの展開でしょうか。場合によってはさらに上昇する可能性も見えてきました。
ただ、ここにきてエネルギー関連の推移が激しくなってきていますので、このあたりがどのように作用していくのかに警戒も必要です。
中国での冬季オリンピックの開催が迫ってきており、軍事的な行動は各国ともに時期的に控えていくとは思います。このあたりのリスクはやや弱まっているとは思いまうが、まだまだ台湾問題などの火種もくすぶっていますので、注意が必要です。
基本的には、株価、先進国通過、新興国通貨ともに押し目を買っていく戦法になる一週間と見ています。
約定分
(信用)
FX 198,467円
(南アフリカランド円、メキシコペソ円、豪ドルNZドル)
CFD 0円
合計 198,467円
持ちこし分
FX -152,978円
(メキシコペソ円、トルコリラ円、豪ドルNZドル)
CFD 0円
合計 -658,728円
波乱も多かった衆議院選挙
衆議院選挙は波乱含みだったね
まさかの落選政治家も多かったし
大物政治家の落選が目立ったし、
責任をとった降板もあったな
それにしても、「大物」って何なのかな?
チヤホヤしすぎなんじゃないの? プンプン
そう言っているお前は「小物」だな
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