FOMC政策金利0.75%利上げへ
日本時間16日午前3時、アメリカFOMCは政策金利を、0.75%利上げすることを決定しました。
市場予想よりも高い結果とはなりましたが、むしろ利上げによって景気悪化懸念が広がり、ドルが売られるという展開になりました。
また、金利引き上げによる景気悪化を見据えて下落していた株価も、さらに下落し、ダウは1年5か月ぶりに3万ドル代を割り込む展開となりました。
もっとも、ドルは政策金利発表後からは下落を開始したものの、その戻しが入ってきていますので、いぜんとして強い展開となっています。
また、円については、FOMCの政策金利発表後は買われていましたが、その後はまた円安へと振れています。
結局は、ドル買いの利益確定が出たということで、円が弱い展開は変わらないということでしょう。
日銀は指値オペ継続
日銀は金融政策決定会合の結果を発表し、指値オペにより、10年物国債を固定利回り0.25%で毎営業日購入することを決定したことを伝えました。
指値オペを実施すると、基本的には円安方向へ進みますので、まだまだ世界の円売りは止まらない、というところでしょうか。
行き過ぎた円高が叫ばれつつありますが、なかなか実態が伴っていない、というところです。
円高については、日本ではあまり政権批判にはつながらないため、7月10日に決定した参議院選挙対策としての抑制も期待できない形になってきています。
世界は利上げに走る中
世界中で利上げラッシュの様相を呈してきました。
ただ、そんな中でも、ヨーロッパ中央銀行のデギンドス副総裁は、16日、「ユーロ圏域内利回り格差の緩和に取り組むことを決意した」とコメントをしました。
これは、ヨーロッパ内で、利回りが高まっていることを抑制するコメントでした。
これにより、EUでは、それほど利上げしないのかという憶測も飛び交いつつあります。
とはいっても、世界中は利上げに向けて動いています。
利上げしていないのは日本とトルコくらいなものですので、他国との金利差は大きく開いていくことになります。
コロナ封じ込めには成功したとはいえ、アフターコロナなど、「変える」ことは苦手中の苦手な日本、どのように経済再開をしていくのか、まったく先行き不透明というところでしょう。
あろうことか、経済効果について、インバウンド需要の外国人旅行者を当てにしているという時点で、なんとも失策感が否めないところです。
円が仮想通過並みの動き
ちまたでは、円を黒田コインなどと呼ぶ動きも出てきていますが、実際に円の動きは、仮想通過並みのボラティリティーを持ってきています。
ここのところ、円は安全通貨の役割はほぼ崩れ、日銀の黒田総裁の発言などにより、投機的な大きな動きを演じるようになってきています。
すでに、円が世界経済に影響しているという考えはなくなりつつあり、リスク通貨、新興国通貨並みの扱いとなってきているのかもしれません。
このことは、よく考えると、円の競争力がなくなってきている、重要な通貨として見られなくなってきている、ということもできます。
円の国際信用度は、かなり落ちていると考えるのが妥当なのかもしれません。
そうなってくると、次に、日本の経済全体に関して、世界から懸念のまなざしを向けられることは必至です。
最終的には、日本株の大幅な下落にもつながりかねません。
Invest in KISHIDA なんて言っている場合ではありません。
本当にどうにかしなければ、日本からマネーが持ち去られてしまいます。
争点の見えない参議院選挙
7月10日投開票の日程が決まった参議院選挙ですが、いぜんとして争点が見えてきません。
この時期、日本だけでなく、世界中が経済再開、アフターコロナ、依然続いているコロナ対策など、話題に事欠きません。
ほかにも、脱炭素、脱原発、脱ロシア、そしてロシアへの経済制裁、エネルギーをどこから調達するのかなどなど……。
それが、あろうことか日本では、まったくと言っていいほど、話題に上っていません。
野党はといえば、ここにきて、謎の岸田内閣不信任案提出でお茶を濁すという、迷走ぶりを演じています。
そもそも、「仮にも」支持率の高い岸田内閣の不信任案を提出するというのは、民意を無視しているとも捉えられかねません。
選挙に関連して話題に上ったことと言えば、吉川赳議員(衆議院議員)の18歳女性に飲酒させた疑惑くらいなものです。
なんとも、このくらいしか選挙の争点にならないところを見ると、どうにも嘆かわしくなってしまいます。
22日に公示とともに、きちんと論戦が繰り広げられるのでしょうか?
来週の戦略
今週はほとんど様子見でした。
ただ、16日にユーロドルのロングをして、夕方の下落で損切という体たらく……。
含み損少し我慢すれば、爆益だったのに、最悪です。
参議院選挙公示が22日ですので、そこから株価が選挙に向けて上がってくれることを少し期待しているのですが、どうなることやら、というところです。
持っている株の現物は、どんどん含み損が増えていきます。
こちらも、どうかにしないといけません。
まったく利確できずに、私が株を始めた時からずっと塩漬けのものが大多数ですので。
約定分
FX 98,915円
(ユーロドル、豪ドルNZドル)
CFD 12,200円
(日経)
合計 111,115円
持ちこし分
FX -100,132円
(トルコリラ円、豪ドルNZドル)
CFD 0円
合計 -872,132円
またも爆損
参議院選挙が迫ってきたけど、
なかなか論点が見えないね。
政治家も、キッシーを見習って、
何もしない・話さない方がお得だということが、
分かってきたのだろうな。
カーラちゃん風にいうと、
な・げ・か・わ、だね
コメント