６月第２週　黒田円安容認発言炸裂！　クロキシショックで進む円安　30万円損切！

黒田総裁失言続きで円安おさまらず！　1ドル134円、1ユーロ144円をつける

円安はおさまらない展開になってきました。

この流れに追い打ちをかけたのが、我らが日銀総裁、黒田東彦の発言です。

黒田総裁は、6日に実施された講演で「家計の値上げ許容度は高まっている」とする発言をし、世界的経済が日本のインフレ許容について反応してしまうという結果になりました。

実際には、インフレを許容している人は、ほぼいないのではないでしょうか。

これで景気がよくなるのならば、ある程度許容できても、日本の場合は給与は上がらずに、わけのわからないまま円安が進み、インフレが起こっているからです。

黒田総裁は発言撤回に追い込まれましたが、そもそも日銀総裁が発言を撤回すること自体が、全体未聞であるわけです。

日銀総裁は、いわば日本経済の要としての要職であり、経済の面を考えると、総理大臣よりも影響力は大きくなりますし、場合によってが、むしろ総理以上の発言も持っていることもあります。

世界的には、日本のインフレ許容、円安容認のほかにも、もう日本は終わった、という失望の円売りがあったのかもしれません。

この発言が大きすぎて、あまりニュースになっていませんが、この前週末には、買い物は「基本的に家内がやっている」発言もありました。

総裁自身が肌感覚として値上げを知らないこと、女性が家政を行なう前時代的な価値観を持っていることなど、ここにきての多くの失言が目に余ります。

黒田発言によって、先週から続いていた円安に歯止めはかからず、今週も円安方向へと突き進み、ドル円は134円、ユーロ円は144円をつけるにいたっています。

ただ、こうした円安により、個別株は明暗が分かれ、日経平均株価にいたっては、週末に調整こそあったものの、28,000円台を回復する局面もありました。

一方で、外国株は軟調となっています。

特に、週末に発表された米国消費者物価指数（CPI）は8.6％と、40年ぶりの高い数値をたたき出しており、米国でもインフレは止まらないという懸念が再燃してきています。

いぜんとして、米国はじめ、世界中でリセッションの懸念が真実になる日が近づいているのかもしれません。

クロキシショック

黒田総裁と岸田首相の相次ぐ失言により、円安に歯止めがかかりません。

参議院選挙を前にして、ようやく岸田首相の方の失言がなくなったかと思うと、黒田総裁が失言しはじめるといった悪循環。

いったいこの国は、どうしてこう、口の軽いひとばかりなのでしょう。

追及を受けると、すぐに「記憶にございません」を繰り返すクセに、言わなくてもいいことをべらべらと。

もう、何も言わない方が良い方向に進むかもしれませんね。

とにかく、失言は経済にとってはリスクでしかありません。

ここのところの経済への打撃は、「クロキシショック」として、記憶に残るかもしれません。

少なくとも、大損させられている私は、そう思っています。

株もそろそろ天井か？

日経平均株価は、7月の参議院選挙を前に上昇しています。

ただ、参議院選挙が終わると、もしかすると我らが岸田首相が、金融所得課税に動き出すかもしれません。

これからは、日本でも途上国並みに電力不足、電力需給逼迫により停電が現実味を帯びつつあります。

脱炭素、脱原発、脱ロシアの中、どのような負担が国民にのしかかるのか。

そして、その負担が経済にどのような影響を与えるのか。

勝負は、参議院選挙後すぐにはじまりそうです。

このあたりで、株はいったん逃げることも必要なのかもしれません。

来週の戦略

今週も、そろそろさすがに調整の円高がくるかと思いきや、黒田発言などもあり、大損しました。

週末にようやく調整の下げが来たので、もう少し待てばよかったと反省です。

ここのところ、まったく勝てません。

もう今年は、何もしない方がよいのかもしれません。

とにかく、オージーキウイのショートだけを抱えたまま、過ごすことになりそうです。

約定分

持ちこし分

またも爆損