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確定申告~株・FX・ふるさと納税を同時に

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確定申告は正確に

今年も恒例、確定申告がやってまいりました。確定申告をする際、書き方はもとより、「損益通算」「ふるさと納税」、納税方法の選択など、わからないことだらけです。

今回は、そんな確定申告をサラッと書き上げる方法を記事にします。

なお、確定申告をしたばっかりに、投資が会社にバレる可能性についての記事を先日書きましたので、ご参照ください。

ふるさと納税は確定申告すると会社にバレる!? – MUNOの個人投資とお金のはなし (muno-investment.com)

用意するもの

源泉徴収票(必須)

会社に勤めている人が確定申告のために用意するものは、まず会社から発行された給料や保険などが記載された「給与所得の源泉徴収票」です。今年(令和3年)に申告する場合は、「令和2年分」と記入されているものを使用します。なぜひ小さい紙で発行されます。A4にしてくれよ、といつもMUNOは思っています。

マイナンバーカード、または通知カード

投資をしている人なら、マイナンバーに切り替えている人が大勢とは思いますが、とにかくこれがなければ話になりません。

特定口座年間取引報告書(株取引をした場合)

株の取り引きがあった場合、証券会社から発行されます。1年間にどれだけ売買したのかが記載されています。

年間損益報告書(FX、CFDで取引した場合)

証券会社個々のものが必要です。だいたいが、証券会社にログインしてダウンロードする形になります。期間を「1月1日~12月31日」などと自分で選択しなければならない証券会社もあります。

寄附金受領証明書(ふるさと納税をした場合)

寄附をした自治体から発行される証明書です。寄附金の額、いつ寄付をしたか、といった情報が記入されています。ふるさと納税は、簡単に税金の控除を申請できる「ワンストップ特例」制度がありますが、何かしら確定申告をしてしまうと、効力が無効化されます。今回は株・FX・CFD等で確定申告が必要なため、ふるさと納税も確定申告上に反映させる必要があります。

なお、以上のうち、令和2年に実施された令和元年度分の確定申告から、「源泉徴収票」「特定口座年間取引報告書」「年間損益報告書」の添付は不要になりました。もちろん、心配な場合は原本、またはコピーを提出してもOK(無意味だそうですが)。ただし、ふるさと納税の「寄附金受領証明書」は原本の提出が必要です。なくさないようにしましょう。

控除を受ける際に必要な金融口座

ふるさと納税により、還付金が発生した場合、金融口座宛に振り込まれます。最後に入力することになりますが、通帳などを用意しておくと便利です。

確定申告の対象者

基本的に、投資をする人は何かしら負けたりしますので、全員が確定申告をすることになります。

ただ、一般論でいえば、20万円までの利益があげられなかった場合は確定申告の必要はありません。株の場合、20万円以上の利益があっても、税金を証券会社が引き去ってくれる、特定口座の源泉徴収ありを選択している人も、必要がありません。NISA口座で利益を出した人も、必要はありません。

ただ、特定口座の源泉徴収ありを選択している人も、損失を出してしまった場合、確定申告して損した分を申告しておくことで、3年間、利益が出た分を過去の損失と相殺することができます。損失を出したら、確実に申告するようにしましょう。

注意すべきはNISA口座です。ここでは、どれだけ利益を上げても、税金がかからずに済むという素晴らしい点がある一方、どんなに損を被っても、確定申告の権利が与えられないため、損益通算ができない、という不便さがあります。ここでは長く書きませんが、NISAで取引するときには、大きなデメリットもあることを念頭においてくださいね。

レッツ確定申告

今回は、令和2年用の国税庁の「確定申告特集」を例に、パソコンから入力する方法を書いてみます。

トップの画面から、右上の「確定申告書等の作成はこちら」をクリックします。(以後、本記事では、クリックする場所を赤い四角で囲んで示します。)

作成コーナートップから、「作成開始」をクリックします。

確定申告書作成コーナーから、提出方法を選びます。e-Taxなどは、まだ持っている人も少ないと思いますので(私も持っていません)、オーソドックスに「印刷して提出」をクリックします。

申請書等印刷を行う前の確認画面が出るので、「利用規約に同意して次へ」に進みます。

作成する申告書等の選択では、「令和2年分の申告書等の作成」をクリックし、画面の4つの税を表示させます。今回は「会社での給与(源泉徴収に基づく)」「株」「FX」「CFD」、そして「ふるさと納税」について記入していくので、一番左側の「所得税」をクリックします。

いよいよ作成開始です。ワクワク。

まずは簡単に生年月日を聞かれます。

続いて申告内容を聞かれます。多くの人が赤枠内のような回答になります。まず一番上は、給与以外、すなわち株やFXのことを聞いているので当然「はい」です。「収入は?」と聞かれていますが、損して利益がない人も「はい」です。その下の二つは、必要に応じて変更してください。

まずは給与や保険の記入

まずは「源泉徴収票」に記入されたお給料や、加入している生命保険、医療保険、火災保険などの情報を記入していきます。総合課税の所得の表の「給与所得」の入力するボタンを押します。

給料は所得税や住民税とリンクしていますし、同じく保険も給与に対して発生する税金から控除という形で関係しています。こう考えると、世の中税金ばかりです。

データで交付された源泉徴収票をお持ちの方は、「はい」を選ぶのでしょうが、私は見たことありません。多くの人が「いいえ」になると思います。それとも私の周りでIT化が進んでいないだけ? 書面でもらった人は、「書面で交付された年末調整済みの源泉徴収票の入力」の部分にあるボタンから入ります。

画面には、どの部分を入力すればよいのか、親切に教えてくれるので、どんどん転記していきます。このあたりは、簡単な作業ですので、さっと終わらせてしまいましょう。

株の確定申告

さあ、いよいよ株の申告です。分離課税の所得表の「株式等の譲渡所得等」を選択します。

まずはじめにつまずくのがこの画面。「総合課税」「申告分離課税」「配当等がない」と突然三者択一を迫られます。はじめからボス戦に突入した感覚に襲われます。

これは、株で配当金を受け取った場合のことが聞かれています。配当金は株の売買とは違い、多くが証券会社を通して税金分が引かれています。みなさんも、配当をもらったのに、株式会社がくれた金額よりも少なくなっていた経験があるかと思います。

すでに税金が取られていますので、ここでは「配当等がない」を選択してかまいません。では、「総合課税」「申告分離課税」ってなんなんだ、ということになるかと思います。

株の場合、有無を言わさず証券会社から配当金から税金が抜かれていますが、一年間で損をした場合、そもそも配当金から税金が引かれるのは、税金が徴収されすぎている、ということになります。簡単に言うと、その引かれすぎた税金を戻す作業になります。

税金を戻す作業は、収入や方法、配偶者、健康保険によって額が変わります。ここでは、自分にとって有利な方法で税金を戻してよいですよ、という選択を迫っているわけです。

ただ、これは人により細かく違ってきますので、「総合課税」「申告分離課税」のどちらが有利になるかを調べて、ぜひともチャレンジしてみてください。

ごくごく簡単に説明すると、「総合課税」は、累進課税という、所得が低い人ほど税金が安く、所得の高い人ほど税金が高くなる、という制度に対するもので、この制度に配当金をあてはめます。ですので、所得の低い人が使うと、配当金の税金が控除される場合があり、有利です。「申告分離課税」は、株の売買で負けた場合、そこに配当金の収入を持ってくることができ、本来できないはずの株の売買と配当金で損益の共有ができる、というものになるわけです。ただ、先に述べたように、ここには配偶者や国民健康保険など、様々な要因が絡み合ってきますので、一概に何が得で何が損なのかは人によって違ってきます。

本記事では、「配当等がない」を選択した形で進めていきます。

続いて、「特定口座年間取引報告書」に基づいて入力していきます。

やはりここでも、書面で交付された体で進めていきます。アナログ人間なもので。

「特定口座年間取引報告書」に記載されている通り、源泉徴収の選択をします。ここで言っている源泉徴収は証券会社からの発行の有無についてで、職場の源泉徴収票のことではありません。

続いて、「特定口座年間取引報告書」に記載されているとおり、上場分、特定信用分で売買した金額を転記していきます。

株の場合、取引のために使った証券会社や銀行を記入します。これも大体が、「特定口座年間取引報告書」に記載されています。例えばSBI証券で取引した場合は画面のようになります。本支店名は、SBI証券の場合そのまま「本店」という名称なので、下段は特に記入せず、プルダウンから「本店」を選びます。

入力が終わると、前年の申請で繰り越しされた譲渡損失について聞かれます。いわゆる「損益通算」のことです。ある場合は「はい」を選び、入力画面に進みます。

損失分を記入します。繰り越しは3年間有効で、利益が出た場合、古い方から相殺されていきます。ただ、相殺できなかったものは、4年目以降消えてなくなります。投資の税金対策の基本ですので、損失が出てしまった場合は必ず申告しておきましょう。

記入が終わると、自動計算してくれます。間違いがないか確認して、株の申告は終了です。

FX・CFDの確定申告

次に、FX・CFDの確定申告をしていきます。分離課税の所得表の「先物取引に係る雑所得等」を選択します。「先物取引」とは、あらかじめ未来の金額を決めておき、その時に必ず売買しよう、ということです。実はFXやCFDで普段売買しているのは、その通貨や指数、商品の未来の金額を決めている、ということなんです。なんだか不思議ですね。

まず表示された先頭のプルダウンから「雑所得用」を選びます。FXやCFDは「雑所得」という費目に入ります。所得税の世界では、いわゆる「その他」的な扱いなのですね。今後取引が一般的になっていけば、新しい費目として生まれ変わるのでしょうか?

1件目にはここでは仮にFXの売買を想定して記入します。「種類」の欄には「外国為替証拠金取引」と記入します。「決済年月日」「数量」の欄は、そもそもアクティブにトレードしている人などは把握がまず不可能ですので、空欄のままとします。年間1件しかトレードしない超スイングトレーダーなどは記入してもよいかもしれません(冗談ですが)

「決済の方法」欄には「仕切」と記入します。仕切とは、簡単に言うと、保有した売買ポジションと逆のポジションで決裁した、という意味です。

次にFX業者から発行された「年間損益報告書」に従って、「差金等決済に係る利益または損失の額」欄に、利益、または損失額を記入します。損失の場合は、先頭に「-」をつけます。FXを複数の業者で取引している場合は、それぞれの業者ずつ、下の「もう1件入力する」を押して記入していってもよいですし、すべてを集計して記入してしまっても構いません。

続いてCFDによる取引を入力します。先ほど説明した「もう1件入力する」で入力欄を増やして記入していきます。

FXと同様、プルダウンから「雑所得用」を選びます。「種類」はダイレクトに「CFD」とします。CFDには指数と商品がありますが、ここでは区別する必要はありません。「決済の方法」も先ほどと同じく「仕切」と記入します。

「差金等決済に係る利益または損失の額」欄に、「年間損益報告書」に従って金額を記入します。なお、CFDの場合、報告書の名称が違うことがよくありますので、使用している業者から発行される書類を間違いないように注意してください。金額はここでは仮に損をしたと想定して記入してみました。先頭に「-」をつけます。

最後に、画面下側で、損益通算の記入をします。過去の負けた金額を、その年ごとに記入しましょう。考え方は、株の時と同じです。

これで株・FX・CFDの記入は終わりです。あともう一息です! 記入した内容が反映されていることを確認したら、「入力終了(次へ)」をクリックしましょう。

ふるさと納税の確定申告

続いてふるさと納税を申告していきます。「所得控除の入力」表の「寄付金控除」欄を選択します。

入力していきます。やはり、データで交付された云々が表示されます。どうして控除の表の方は、下に表示されているのだろう?

「寄附金受領証明書」に従って、「寄附年月日」を記入します。「続いて寄附金の種類」をプルダウンから選択します。ここでは、「都道府県、市区町村に対する寄附金(ふるさと納税など)」を選択します。次に、寄附した場所が都道府県なのか、市区町村なのかを選択します。

寄附した自治体の都道府県、市町村を選択します。選択すると、寄附先の所在地や寄附先の名称は自動入力されます。とても楽です。次に、「支出した寄附金の金額」、すなわち、いくら寄附したのかを「寄附金受領証明書」通り記入します。ここでは、北海道稚内市に10,000円寄附したと想定しています。

ふるさと納税の申告はこれで終わりです。複数の場所へ寄附している場合は、画面下部の「別の寄附先を入力する」をクリックします。

先ほどと同様に、2件目も記入していきます。ここでは、沖縄県与那国町に20,000円寄附したと想定します。北から南まで、簡単に入力できます。

入力が終わったら、内容を確認し、「次へ進む」を押します。

入力が終わると、控除額の確認画面が現れます。稚内市に10,000円。与那国町に20,000円寄附していたので、合計30,000円の寄附でした。そのうち、28,000円が控除の対象となっています。これで、支払う金額が実質2,000円になりました。

還付される金額も出現します。なかなか、うれしいですね。

最後に意外な落とし穴「住民税」

さて、ここまでくると気も緩みがちになるというもの。ここでぼーっと先に進んでしまうと思わぬ事故につながります。

そう、「住民税」の支払い方の設定をしないといけないのです! しかも、選択ボタンの色が…いつもと違う。普通、これボタンって思わないよね? ってところの「住民税・事業税に関する事項」をクリックします。

すると、しれっと住民税を「特別徴収」か「自分で納付」かを選択する画面が現れます。当然「自分で納付」を選択します。(※先に記述してきた本記事の内容では、株・FX・CFD・ふるさと納税の額からは特別徴収にせざるを得ない内容になっていますが、ここでは無視してください)

最後に還付金の受け取り方の確認です。これが「所得税」に区分される方です。詳しくはふるさと納税は確定申告すると会社にバレる!? – MUNOの個人投資とお金のはなし (muno-investment.com)をご覧ください。

還付金の受け取り方法を選択します。選択後、自分の口座番号の入力を行ないます。通帳などを用意しておくとよいでしょう。

ほかにも、マイナンバーの入力など、画面の指示に従って、簡単な必要事項を記載していきます。

最後の画面で、データを印刷できます。また、「入力データを保存する」から、データを保存して、打ち間違えがあった場合に修正できます。さらに、翌年もこのデータを使って記入していくことができます。

特に損益通算分などは、しっかりと翌年に引き継がれて、あらかじめ自動入力してくれるので、便利です。

ただし、保存したデータのファイルを開くと壊れてしまうとのメッセージが出てきますので、一年間間違えて開いてしまわないところに格納しておく必要があります(そもそも、どこに格納したのかわからなくなって探す羽目になるという…)

最後に、印刷ですが、印刷後もマイナンバーカードのコピーの添付など、少しアナログで面倒な部分もありますが、ようやくこれで完了です。

まとめ

さて、株・FX・CFD・ふるさと納税の確定申告の方法について解説してきました。この記事は令和3年の確定申告(令和2年を対象)としたものです。確定申告は毎年少しずつ変化していますので、ぜひその年にあったルールで申告をしてください。間違えて申請して、追徴課税、なんてことにならないようにしてくださいね。

書類は郵送でも送ることができますので、自分の提出する税務署のHPなどで確認してみてください。

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