FOMC後の下落を取り戻す
今週は、21日日本時間正午頃まで下落基調でしたが、その後は株・為替ともにFOMCでの下げを一気に取り戻す上昇を見せました。
FOMCでのタカ派発言を緩和するような発言が相次いだことが一つの要因です。
また、FOMCで議論された利上げも、結局実は織り込み済みだったことや、そもそも利上げは経済が安定化されている証拠であるという感覚を再確認した結果の上昇でもあったと思われます。
これまでバブルのように上がっていた株や為替の利益確定一巡後は、やはり上目線ということでしょうか。
そして今週は、特に悪いニュースも出なかったこともよかったのではないでしょうか。
イギリスとロシアの衝突も、それほど経済を動かしませんでした。
世界はすでにコロナ後を見ている
新型コロナのロックダウンやワクチンの早い・遅いは、もうあまり株や為替に影響しなくなってきています。
それよりも、ここからはまた別のニュースで相場が動く展開になってきそうです。
トランプ元大統領が演説を再開するなど、アメリカでは早くも中間選挙を睨んだ展開に突入していくかもしれません。
基本的には、今後世界中でアメリカに追従する形で利上げラッシュが起こってくることを予想します。
現地時間24日には、早くもメキシコが政策金利を市場予想の4.00%から、0.25%引き上げました。うまく利上げに乗っていけるかが、儲ける鍵になるのではないでしょうか。
対日本の銘柄は読めない展開か
日本ではオリンピックの開幕がいよいよ迫ってきました。
各国では、宮内庁長官の、感染対策危惧に関する発言に若干反応している模様。
オリンピックともなると、テロ対策も急務の課題ですが、あまり議論されていないようです。
世界から見ると、日本は報道の自由ランキングでは、かなり下にランキングされています。
もし、各国の記者をホテルに閉じ込めるような事態になれば、民主主義国家のネガティブな発信をしていくことも予想されます。
失望の円買い。日本株売りにつながることも考えられます。
対日本の株・為替に関しては、ポジション調整も考えなければならないかもしれません。
来週の戦略
月曜日正午の、まさに下落が終わる瞬間に、南アフリカランドを半分損切してしまいました。
実は、長期の移動平均線にタッチしていたので、反転すると予想していたのですが、
どうしても我慢できませんでした。
68万7千円という、大損害を被りました。
救いは、損切は半分だけだったということ。
結局、FOMCのタカ派発言は、調子に乗って各委員が大きく言ってしまったということでしょう。
まんまと、やられてしまいました。
いい勉強になりました。
大きな含み損を持ったままでの週またぎは、心臓に悪いです。
6月第3週 FOMC結果を受け、株・為替とも大幅下落に転じる – MUNOの個人投資とお金のはなし (muno-investment.com)
メキシコペソは、私はおそらく利上げがあるのではないか、と踏んでいた予想が的中しました。ただ、こちらも高値で掴んでしまっていたので、上がったとはいえ、それほど大きく儲けることもできていません。
今週は、木曜までは株・為替ともに横ばいの展開を予想します。
金曜には米国雇用統計が控えています。
市場予想では、非農業部門雇用者数が、予想700千人。失業率が予想5.7パーセントと、
少しばかり強気の予想が出ています。
ちょっと、私はこの予想を上回るのは難しいのではないか、と思っています。
いずれにせよ、金曜までにはポジションの調整をしたいところです。
また、市場よりも結果が良かった場合でも、今回は早期利上げに根拠を与えてしまうことにもなるので、あまり株や為替の上昇にもならないのではないかと予想します。
どちらに傾いたとしても、リスクオンを期待する人にとっては、あまりメリットのない雇用統計になるのではないでしょうか。
雇用統計終了後は、しばらく上昇していくのではないでしょうか。
それを踏まえ、今週は日経平均が、ダウやS&P500に比べると上がり切れていないので、このあたりを買いで狙っていければと思います。
日経平均は、中期的にみると、ネガティブなニュースが出なければ、オリンピック中3万円代突入。オリンピック後半あたりから利益確定の売りが出て、2万9000円~2万8000円台を予想しながら、取引してみようと思っています。
今週の投資結果
約定分
(信用)→信用分はようやくすべて処分しました! かろうじてプラスで終了。
FX -598,320円 (過去最悪の損切 ランド円68万7千円を含む)
(ポンド円、南アフリカランド円、トルコリラ円)
CFD 54,485円
(日経平均、S&P500)
合計 -533,597円 (過去最悪水準)
持ちこし分
FX 211,040円
(メキシコペソ円)
CFD 0円
合計 -796,460円
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