タイ アユタヤ観光! 地元の国鉄に乗って世界遺産散策 日本との意外な関係も!

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英語をはじめ、外国語のまったく離せない私です

そんな私が、人生初の海外一人旅。

右も左も分からないのに、無謀にも国鉄のローカル線に乗るんだ! という訳の分からない目標を打ち立て、プランに組み込んだのはタイのアユタヤ観光。

アユタヤは、タイの首都バンコクから、北へ約80キロの場所にあります。

果たして私の無謀の異世界の行方は…。

前回の記事↓↓

タイ バンコク王宮周辺を観光! 外国語が分からなくても1日で回れるオススメ観光地! – MUNOの個人投資とお金のはなし (muno-investment.com)

この記事はこんな人にオススメ!
・海外にはじめて行く人!
・一人旅したい人!
・地元の雰囲気を感じたい! 電車に乗ってみたい! という人

世界遺産アユタヤへ!

とにかくタイまできたのだから、色々観光したい! そして、少しでも地元の生活を感じてみたい!

と、欲張りこの上ない私は、バンコクから北へ約80キロ離れている、アユタヤへ行ってみることにしました。

アユタヤは、「古都アユタヤ」として、アユタヤ王朝の遺跡が世界文化遺産にも登録された観光地。

しかも、バンコクから直通電車が出ています

はじめは、日本人向けツアーにでも申し込もうかとも思っていましたが、それでは一人旅の意味はなくなります。

別に鉄ちゃんというわけではありませんが、ここは地元の鉄道を使って、いかにも一人旅っぽさを勝手に演出したいな、と思い、無謀にも電車で向かうことにしました。

アユタヤへ行くことを考えて、宿はバンス―駅(アピワット駅)周辺を取っていました。

(結局、バンス―駅はアクセスしやすいので、宿はどこでもよかったことが分かりました…)

さあ、いよいよバンス―駅でアユタヤ行きのチケットを買います。

チケットは、ネットでも販売されているようですが、私はとりあえず、窓口で買ってみたかったので、あえて当日窓口へ。

窓口は、駅の端っこにありました。

なんとなく直感的にすぐ分かります。

さあ、つたない英語を使ってチケットを買います。

「アイ ウォントゥー アユタヤ…」

もう、小中学生でも、もっと気の利いた言い方できるだろ、というくらいの英語。

すると、窓口の女性が、なんか妙なことを言い出しました。

よく耳をすますと、

「パスポート」

と言っているのが分かりました。

マジかよ、ローカル線乗るのにパスポート見せないといけないのかよ…

ということで、パスポートを提示。

すると、またよく分からないことを英語でぶつくさ言っています。

とりあえず、何も分からないけど頷くと、

「トゥエンティー」

と言われます。

ようやく、20バーツを渡して、チケット購入完了です…。

切符一つ買うのも難しいぜ……。

それにしても、80キロ移動が20バーツ(約80円)とは、安い…

バンコク市内の地下鉄は、もっと高いのに、価格がちょっとどう設定されているのか…

とりあえず、電車は指定席のよう。

電車は、5番線(?)から出るということは聞き取れたので探しますが、場所が分からない。

というか、駅の逆側のはじっこ……。

窓口作る場所、間違えてないかこれ……。

そんなことを思いながら、電車に乗車です。

電車の中は、混んでいる…。

私は指定席でしたが、立っている人もいることから、自由席というのもあったのでしょうか?

4人掛けの椅子はキツキツです。

午前中だったので、観光客っぽい人もちらほらいました。

私は窓側だったのですが、電車が走り出すと、風が直接顔にあたって、もうブワブワ……。

車内にエアコンはないのですが、暑さは風のおかげで感じません。

途中、食べ物を売りに来るおばちゃんがいました。

そして、怖いのが、車掌さん。

タイではこういう職業は名誉職なのか、やたら威張っている…。

で、チケットを見て、おそらく指定席ではない人がいたら。

「ゴー アウェイ」と言って有無を言わさずのけていきます。

なんか、すごいな、おい……。

電車は約1時間半でアユタヤにつきます。

車内でアナウンスは特になく、窓から外を見て、駅名を間違えずにいないといけません。

なかなか、難しいぜ。

アユタヤ駅はさすが観光地だけあって、他の駅よりも雰囲気がいかにも観光地の駅ですよーみたいな作り。

英語がよく分からなくても、なんとなく、ここだ、ということは分かります。

さあ、トイレに行ってっていよいよ観光だ、と思うと、

トイレは3バーツの有料……。

しかも、コインを料金箱に入れるタイプ……。

ちょうど小銭で1バーツが3枚あったので良かったですが、観光客は、そんなに小銭もってないよ……。

駅舎には、さっそくワンワン……。

普通に寝そべっていますが、こえーよオイ……。

MUNO
MUNO

電車はいい気分だったね。

それにしても、駅舎に普通に犬。

噛みつかれないかと恐怖しかないよ。

吾郎
吾郎

地元の電車は国内外いいものだよな。

それにしても、海外の犬は、やはり怖いよな…

移動手段はトゥクトゥク

アユタヤ観光は、歩きでもいいかな、と最初思っていたのですが、旅行の計画を立てるにつれ、トゥクトゥクがいいことが分かってきました

私、暑さや長距離の徒歩での移動にはある程度自身があるのですが、ここは海外。

事前の情報では、犬が多く、すぐに駆け寄ってくる、とのことだったので、怖れをなして、ここはトゥクトゥクを現地でチャーターすることにした次第です。

この判断は正しく、駅舎に犬はいるわ、そこら中犬だらけでは、なんだよこのデストピアは、という世界でした…。

さて、さっそくトゥクトゥクを探します。

事前に調べていると、まず駅を出ると、トゥクトゥクドライバーが法外な値段をふっかけてくるぞ、カモられるな、とあったので、ちょっと駅前を歩くことに

と思って駅を出たとたん、やはり大勢のトゥクトゥクドライバーが、電車を降りた観光客を取り囲んでいます……。

私は、トイレに行って、それら一団より2,3分遅めに駅を出たのですが、先に駅を出ていた観光客諸氏は、もう不良に絡まれた学生みたいな状態になっていました。

ああ、カモられてるんだろうなぁ…と思いながら、アユタヤ方面に歩きます。

駅から少し離れたところで、おばちゃんが近づいてきました。

「アーユーチャイニーズ?」

(どうして私はいつも中国人に間違えられるのだろう……)

「アイム ジャパニーズ」

と言うと、

「日本人大好きよー1400バーツよー」

と言ってきました。

事前の情報では、相場は1時間200バーツ

6時間ほど観光する予定だったので、考えていたのは1200バーツ

200バーツ多いけれど、ある程度予算内。

まあ、相場内か、と思い、この人に頼むことにしました。

トゥクトゥクは、交渉性で、かなり難しいのかな、と思っていましたが、あっさりと決まり

次に、行きたいところを聞かれます。

地図に写真が乗っかっているラミネートされた紙をわたされ、どこに行きたいか聞かれます。

これは、便利。

とりあえず、行きたかったところを、指さしていきます。

ただ、そこには乗っていないスポットが一つ。

今回、ぜひとも行きたかったのは、山田長政の作った日本人町

ダメ元で、「アイ ウォントゥー ジャパニーズ タウン」

と言ってみると、

「おお、ヤマダナガマサー?」

と言ってきました。

有名なの? そりゃ、まあ、地元の人は知っているのか。

「イエス、山田長政」

と言うと、

「オーケーオーケー」

と言って、連れていってくれるらしいことに。

さあ、トゥクトゥクの乗車です。

トトロに出てきそうな三輪車の後ろに乗ります

なんか、他のトゥクトゥクに比べておんぼろだぞ……。

という、このおばちゃんのトゥクトゥク……。

ただ、このおばちゃんのドライビングテクニック、滅茶苦茶いい!

前を走っているトゥクトゥクをどんどん追い抜いていきます。

スピード出すの、嫌いじゃないっすよ。

参照……↓↓(泣)

交通違反 赤切符をもらうとどうなるのか!? スピード違反編 – MUNOの個人投資とお金のはなし (muno-investment.com)

途中で聞いたのですが、トゥクトゥクの燃料はLPガスとのこと。

マジかよ。車ってLPガスでも走るんだ……。

しかも、普通の乗用車よりが町を走るのと同程度のスピード出てるぞ。普通に60キロくらいは出てると思います

風を切って走るのは、気持ちいもので、暑さをあまり感じません。

これはいいです。

アユタヤは、やはりトゥクトゥクに乗るといいと思います。

ちなみに、私は時間の関係から象には乗りませんでしたが、時間があれば、象さんに乗る体験もいいと思います

また、各観光地で降ろされると、

「サーティンミニッツ ディス ヒアー」

などと言われます。

そうか、遺跡の中までついてこられるわけではなく、待っててくれるのか。

気分的にも楽に観光ができます。

でも、場所によってはゆっくり見たいところもあったので、事前に時間を決められてしまうのは、なかなか厄介でした。

ちなみに、この後に向かうカンボジアのアンコールワットのトゥクトゥクドライバーは、時間の取り決めはなく、場所だけ決めて待っててくれたので、かなり気持ち的に楽に観光できました。

MUNO
MUNO

これがウワサのトゥクトゥクか。

値段交渉もできたし、

ちょっとしたアトラクション体験ができた感じだね。

吾郎
吾郎

直接風があたって涼しいから、

暑いアユタヤでも気持ちよく観光できるな。

アユタヤの寺院観光

ワット・マハタート

最初の観光地、ワット・マハタ―トに到着です。

おそらく、アユタヤで最も有名な観光地ではないでしょうか。

木の根の中に仏像の顔が埋め込まれたようになっています

1600年ごろの仏像で、頭部が落ちてしまったものが、木の成長の中に埋め込まれたのだとか。

なんとも神秘的。

入場料は50バーツ(約200円)。

アユタヤ全体に言えることですが、1700年代半ばにビルマが侵攻し、彫刻の首を落としていったのだとか。

多くの仏像で、首が落とされています。

人というのは、いったい何百年、何千年争えば気が済むのだろうか、という気にさせられる場所です。

レンガで組まれた仏塔の数々も圧巻!

30分ではとても足りない場所でした。

ところで、ここは観光客も、アユタヤ観光の中で一番多かった場所なのですが、国民性が現れますね。

西洋系の人は、家族そろって勉強してきたのか、小さな子も、真剣に遺跡を見ていました。

一方、遭遇した日本人の家族は、悲しいかな、

子供「暑いーもう帰りたいー!」

母親「こんなところ、もう来ることないんだから、ちゃんと見なさい!」

うーん、なんだか、むなしさを感じる一幕でした…

MUNO
MUNO

遺跡を見にきたのに、

妙に戦争を意識してしまったよ。

吾郎
吾郎

どこの世界でも、争いは絶えないものだよな。

ワット・チャイワッタナラーム

少しアユタヤの郊外になりますが、ワット・チャイワッタナラームです。

入場料は50バーツ。

レンガで作られた寺院は現在修復も行われているようです。

それにしても、美しい。

日本の木造寺院とは違う、レンガ組の寺院、新鮮です

寺院の回廊には、多くの仏様が座像で表現されています。

ただ、ほぼすべてが首を切られています

戦争の跡が分かり、なんとも生々しい場所でした。

ただ、全体的にロケーションは最高。

場所としては、もっとも気に入ったところの一つとなりました。

ワット・ロカヤ・スターラーム

ワット・ロカヤ・スターラームには、寝そべるブッタ像があります。

これは、1956年に復元された像らしいですが、やはり仏教はタイの人々に大切にされていることがよく分かります。

そしてここは、ゲーム好きの間でも訪れるべきスポットとなっています。

それは、ストリートファイターⅡでのサガットステージのモデルとなっているから。

昔は、苦戦させられたものです…

なんとも、感慨深い。

こちら、復元されたからかどうか分かりませんが、見学は無料です。

ただ、近くに花売りのおばちゃんがいて、20バーツを要求してきます。

20バーツ渡したら、お花と線香をもらいますが、近くに火もないし、どうやってつければいいのやら…

とりあえず、火をつけず申し訳ないのですが、線香代にお供えしてきました…

ワット・プラ・シーサンペット

3基の仏塔が特徴的なワット・プラ・シーサンペット

入場料は50バーツ。

王子の遺骨などを納めた仏塔のようで、王朝の慰霊の様子が分かります

仏塔も巨大で、その権威が現れています。

隣の寺院には無料で参拝することができます

こちらには、地元の学生と思しき一団が来ていました。

やはり、歴史教育は大切です。

MUNO
MUNO

石作り寺院というのは、異国情緒を感じるね。

仏像も、石仏がこんなにたくさん。

あまり日本では見ないよね。

吾郎
吾郎

日本の大きな寺院は大体が木造仏だからな。

国が違うと作り方も違ってくるんだな。

日本人町 山田長政

そして最後は、山田長政の作った日本人町見学です。

このあたりは、山岡荘八の小説で読んだのが高校生の頃。

まさか、その舞台に来ようことになるとは。

アユタヤ中心部からかなり離れていましたし、道中放し飼いの犬が何匹もいたので、やはりトゥクトゥクでの移動は正解だったと思い知らされる場所にあります。

入場料は50バーツ。

トゥクトゥクのおばちゃんには、戻ってくるのは30分後と言われましたが、施設には2つの資料館が建っており(どうして一つにまとめなかった…)、それぞれに映像資料があります。

この二つの映像資料を見るだけで、かなり時間がたってしまいます。1時間まではいりませんが、50分くらいはあると、ゆっくり見ることができるでしょう

映像資料は、山田長政をかじった人なら知っている内容ですが、ところどころ、初めて知るような内容も解説してくれます。

しかも、日本語での上映もあります。私が行った時には、イスラム系の女性2名と中国人か韓国人のカップルしかいなかったので、貸し切り状態。

特に、ここには日本人町が主だったのかと思いきや、中国人町、オランダ町なども隣接しており、かなりの国際都市に発展していたことが分かりました

資料館は小さいですが、それなりに豊富な資料を展示しています。

とりあえず、時間がないので、写真をバシャバシャ撮り帰ることになりました。

この施設内には神社もありました。ちゃんと祭祀されているのか、ただ形だけのものなのかはよく分かりませんでしたが…

とりあえず、お賽銭だけはしてきました。賽銭箱に外貨を投じるのは、不思議な経験です。

MUNO
MUNO

国王からも信任を得た山田長政。

また山岡荘八の小説を読みたくなったよ。

吾郎
吾郎

小説の主人公が実際にいた場所に行くと、

ワクワクするよな。

エビ料理の夕ご飯

夕ご飯は、トゥクトゥクのおばちゃんに連れてこられた地元の料理屋

ただ、このおばちゃん、ここにきて、自分に奢れと言い出しました。

ここにきて私は、(カモられた!)ということに気づきます…

まあ、さして高くもないだろうと了承して店に入ると、なんだよ、めちゃくちゃたけじゃねーかよ…

大エビ料理と小エビ料理を注文して二人で食べることになりましたが、合わせて約2,000バーツ(約8,000円)

ボラれた…店とトゥクトゥクのおばちゃん、これ癒着してんじゃねーのかよ、おい…

物価の高い国でも、高級料理の範疇だろ明らかに。

どうなってんだよまったく……。

まあ、騙されるのも海外旅行の醍醐味か……。

まあ、料理自体はおいしかったのですが、小エビの方は、日本でも普通にボイルして食べるよね、というもの。

聞くと、小エビは普通に海で取れたらしい…アユタヤ関係ないじゃん…

大エビの方は、店の隣を流れるチャオプラヤ川で取れたものだそう。

てか、店から見えましたが、ゴミがたくさん浮かんでいたぞ。大丈夫なのか、これ…。

最後に駅まで送ってもらい、チップも含め(本当は昼も奢ったのだけれど…)1500バーツ渡してサヨナラしました。

夕日に染められた鉄路を、アピワット駅まで戻るのでした…

MUNO
MUNO

ついに最後の最後にボラれたよ…

8000円もあれば、タイなら豪遊できるだろ…

吾郎
吾郎

さすがに8000円には見合わない料理だな。

MUNO
MUNO

確かにおいしかったけどさ。

それにしても、だよね…

おまけ

どくろマークのゴミ箱って、何捨てるんだろう?

まとめ アユタヤの観光スポット!

以上が、英語も分からない私が、電車とトゥクトゥクで巡ったタイのアユタヤ観光でした。

アユタヤにはまだまだ見所があります

遺跡もそうですし、水上マーケットという、いにしえのマーケットを再現した観光地も

今回は時間がなくいけませんでしたが、またもし行くことがあれば、訪れてみたい場所です。

というか、トゥクトゥクの正しい攻略方法が分からない

アユタヤの観光スポット
・ワット・マハタ―ト
・ワット・チャイワッタナラーム
・ワット・ロカヤ・スターラーム
・ワット・プラ・シーサンペット
・日本人町 山田長政の資料館
・もうどこだか分からないけど、チャオプラヤ川沿いのエビ料理屋
 
MUNO
MUNO

まあ、ボラれたことも含めて、

いい観光だったよ。

吾郎
吾郎

海外一人旅初心者は、

きっとボラれてカモられて強くなるんだな。

MUNO
MUNO

これで少しはレベルアップできたと思うよ。

それにしても、2000バーツは高いよ…

吾郎
吾郎

やはり確信犯的だな。

結局、よいトゥクトゥクドライバーはどうやって見つけるんだろうな。

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