消費税の増税や日本郵政の財政難で、郵送物の送料も上がっています。2014年には消費税が8%になったことにより、50円だったハガキの値段が52円になりました。2017年には日本郵政の財政難により10円の値上げで62円になりました。さらに、2019年に63円となります。ここ10年で3回も値上げが起こっています。
短期間に値上げがあったことで、少し前に買ったハガキは現在送ることのできる額面よりも安いことになってしまっています。これではハガキは送ることはできません。
ハガキは郵便局で、現在の額面のものに交換してもらえたり、レターパックなどとの交換も可能です。ただし、「手数料」がかかってしまいます。
金券ショップでも売却は可能ですが、少し安く買いたたかれてしまいます。
切手の場合も同様で、特に慶事用・弔辞用の切手が余ってしまっている場合は、一般の送付には使いづらいものです。
そこで今回は、使えなくなったハガキや切手を額面通り送る方法をご紹介します。
古いハガキに新しい切手を貼る
昔買ったハガキが大量に余っているけど、
今は値上げされちゃったから使えないよね
そんなことはないぞ。
金額が違うハガキには、現行の金額になるように切手を貼れば、
ちゃんと送ることができるんだぞ
不足している額面の切手を購入して貼る
ハガキを買ったものの、結局使用しなかったことはないでしょうか。ここ数年でハガキの値段も上がっていて、今ではこのまま送ることができなくなってしまったものも少なくありません。
郵便局で現在送ることのできる額面に交換したり、金券ショップで現金化することもできますが、手数料がかかってしまい、買った時よりも高い値段になってしまいます。これはとてももったいないことです。
実は、古いハガキには、現在送ることのできる額面分の切手を貼ることで、そのまま送ることができるのです。
例えば、現在63円がハガキの送料です(記事執筆時)。古い52円ハガキの場合は、11円不足しています。
ここで、11円分の切手を購入し、貼り付けることで送付できるわけです。
実は切手には様々な金額があります。詳しくは郵便局のHPでお調べください。
切手 | 日本郵便株式会社 (japanpost.jp)
現在は、10円切手と1円切手があることが分かります。この2枚を購入して、ハガキの額面の下に貼り付けます。
一般的には、大きな数字から順番に上から下に貼り付けると見栄えが良いとされていますが、順番が違ってもちゃんと計算してくれます。
切手は、郵便局の窓口で購入できます。
さらに、コンビニでも購入できることをご存じでしょうか? 実は切手はコンビニの店員さんに、切手が欲しいです、と伝えると出してくれます。ちなみに、ハガキ、レターパック、スマートレターなども取り扱っています。24時間購入できるので、とても便利です。
ただし、コンビニによっては取り扱っていない店舗もあります。ハガキも、インクジェットは取り扱っていない場合もあるので、プリンターで印刷して送りたいときには、辛いです。
だいたい、ほとんどのコンビニで、ハガキ、63円切手、84円切手、レターパックが売られています。ただ、それ以外の切手が置かれていることは、むしろレアケースになるかもしれません。スマートレターも、やはりおかれていないことが多いです。
そのため、やはり、あまり使用されない額面の切手は郵便局で購入しなければなりません。
郵便局が閉まっていても、まだ諦めるな
コンビニで、ほしい切手が売られておらず、郵便局の窓口も閉まっている時間になってしまっても、まだ諦めるのは早いです。
その地域の拠点の郵便局(都市に限られてしまいますが)には、「ゆうゆう窓口」は、通常の窓口時間にプラスして開いているところで、緊急的な送付物を送る時に利用する、というイメージもあるかもしれません。
しかし、もちろん一般の人が利用してもよいですし、特に追加料金がとられるわけでもありません。
そして、ここでも、一般の窓口同様、切手を購入することができます。
ゆうゆう窓口は、場所によっては一般窓口が閉まっている間、ずっと開いている場合もあり、結果的に24時間営業となっている場合もあります。これはとても便利ですので、ぜひ利用してみてください。
切手が大量に余っている
切手も大量に余っているよ。
さすがに、弔辞用の切手を貼って送るわけにもいかないし、
どうしようかな
送った相手に切手を見られずに済む方法もあるんだぞ
額面通りの金額で、無駄なく使うことが、
賢い切手の使い方だ。
切手の場合も、ハガキと同様、不足した分の切手を合わせることで、封書などを送ることができます。
ただ、切手は何かの機会にたまっていくもの。特に、お年玉付き年賀状の当選で、記念切手がたまっている人も多いのではないでしょうか。また、お祝いやご不幸の際に、慶事用や弔辞用の切手を買ったものの、余らせてしまった人も少なくないのではないでしょうか。こうした用途の決まった切手は、もちろん一般の郵便物に貼ることで送ることはできますが、相手方にマナーを知らない人、と思われそうで、なかなか使えないものです。
それに、仕事で切手を使用するときは、あまり記念切手を使うことは少ないと思います。ちょっとお堅い仕事の場合は、記念切手を使用するのはマナー違反とされて禁止されている場合もあるほどです(額面が合えば気にしなくてよいのに、と思うのですが)。
そんなことをしている間にどんどん切手がたまってしまいます。
実は切手を使って、古いハガキ同様に、郵便局でレターパックやハガキを購入することも可能です。ただ、この場合はやはり手数料がかかってしまい、非効率と言わざるを得ません。
ただ、こうしたたまった切手を有効に活用する方法が一つだけあるのです。
それは、ゆうパックの送料を切手で支払う方法です。
ゆうパックは、一般的な荷物を送る時によく使用されます。
ハガキや封筒を送る時よりも値段は高くなってしまうものです。
実はこのゆうパックを送る時の送料を、切手で支払うことができるのです。しかも、手数料はかからず、切手そのものの額面を、無駄なく使うことができるのです。
封筒に貼ると、枚数が多くなってしまったり、絵柄が微妙な切手、慶事用・弔辞用の切手が余ってしまっている場合も、ゆうパックを送る際に使っていけば、あっという間になくなります。もちろん、ゆうパックは伝票に値段が記入されるだけで、切手が相手に送られる荷物に貼り付けられるわけでもありません。
ただ、この場合注意しなければいけないことが二つあります!
1.切手でのゆうパックの支払いはコンビニではできない。そして、集荷(家に荷物を取りに来てもらう方法)では、切手のみで支払わなければならない(現金との併用はできない)。
2.郵便局の窓口の場合、「料金別納」の扱いにしてもらう。
2の場合、一般的には切手でゆうパック料金が支払われる場合、切手は回収され、荷物にはゆうパックの伝票がついただけの状態で送られます。
ただ、荷物に切手を貼って発送しても問題はないため、郵便局員さんによっては、切手を荷物に貼って送ってしまう場合があります。この時、慶事用や弔辞用の切手が貼られてしまっては、やはり相手方を変な気持ちにさせてしまいます。
そこで、念には念を入れて、「これは料金別納の扱いで、荷物には切手を貼らないでください!」と窓口で宣言することを忘れないようにしましょう。もちろん、貼られても困らない場合は、特に言う必要はありません。
裏ワザテクニック
街なかには、金券ショップがあります。主要駅の近くには、たいてい特急のチケットや航空券の株主優待チケットが売買されています。
こうしたところでは、ハガキや切手が、少し安い値段で売られています。特に昔の額面の、現在は数円分の切手を貼らなければ送れなくなってしまったハガキや、少し使いにくい金額の切手などは安く売られているケースもあります。
これから荷物を送らないといけない時などには、ぜひ安い切手を買って、荷物を送るなど、金券ショップを有効活用した節約生活も送ることができるでしょう。
航空会社の株主優待券はいつも金券ショップで売却しているよ
オイラは金券ショップマスターさ!
それはよいな。
で、肝心の株価はどうなっているんだ?
金券ショップで売れた額の100倍くらいの含み損さ!
オワタ
まとめ
ハガキや切手を額面通り使う方法について解説してきました。1円を笑うものは1円になく世の中、無駄のない支払いを心掛けていきましょう。
・古い切手も同様に金額分を貼って差し出すべし
・慶事用や弔辞用の切手はゆうパックを送る際に使うべし
・金券ショップをうまく活用して、節約生活すべし
ちょっと待てよ、
10年20年切手を持っておけばプレミアがついて、
かえって高くなるんじゃないか?
これで大金持ちだ~!
プレミアがつくまで待つのもいいが、
まずは数時間で数十万円の含み損が膨らむ投資生活を
どうにかするんだな
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