4月第1週 円売り継続 ドル買いユーロ売りも加速! フランス大統領選挙に警戒!

今週の投資結果

円売り継続

円売りの勢いは落ちてきましたが、いまだに継続の一週間でした。

特に、ドルは先週の調整後、再度購買意欲が盛んになってきています

週末に向けての調整はなく、8日(金)には、124円60銭台後半まで値を伸ばしました。

引けにかけてはやや失速しましたが、124円30銭のあたりで取引を終えています

124円台で取引を終えたことで、来週は、125円直近高値を狙いう展開が予想されます。

125円を上に抜けてくるようだと、ストップロス買いを巻き込んで、さらに上昇に弾みが増す展開も考えられます。

正直、ドル円は値動きが壊れてしまっていますので、難しい展開になりそうです。

ユーロは依然調子が上向きません。

週の初め、早々に1ユーロ1.1ドルの節目を割り込むと、1.09ドルを下抜ける展開までドル高ユーロ安の展開になっています

「ウクライナ戦争」の行方の不透明感、そして、たとえ終結したとしても、その後の立ち直りの道筋が見えないことから、ユーロが売り込まれている形です。

円は売りが加速しています。

ドルは、コモディティ商品の購入がドル建てのために、実需の買いが入っていると考えられます。

さらに、最近はロシアから地理的に近い場所の通貨が売られ、遠い場所の通貨が買われる現象が発生しています

(核の脅威ということでしょうか)

こうした背景も、ドル買いを誘っている一因なのかもしれません。

日銀も円安を容認していることから、いわゆる「悪い円安」が続いています。

エネルギー価格高騰から、海外製品を買わなければならない円がこの時期高いのは、国の財政にとっても悪材料であるような気もするのですが…

ロシアはやりたい放題?

ここにきて、ロシアがやりたい放題になってきました。

占領地で大量虐殺が発生し、その悲惨な映像も公開されています。

世界中から非難の対象にされているにもかかわらず、ロシアは手を緩めることはありません。

そもそも、ロシアとしては、内外的にウクライナ政府が、ウクライナ国内のロシア系住民につらくあたっていることから、ロシア系住民を救済するために「特別軍事作戦」をはじめた、ということにしています。

そのため、大量虐殺も、ウクライナ政府がやったことである、と言い訳しているようです。

最終的には、キエフからの撤退(ほぼ敗走?)や、ウクライナからの撤退は、ロシアの中では「特別軍事作戦」の終了ということで通すことができます

実際、停戦はこのあたりが落としどころになっていくのではないでしょうか。

ウクライナとしては、ロシア軍を撤退させたことで勝利。ロシアとしては、ロシア系住民を救い、東側およびクリミア半島の実質支配による勝利、ということです

ただ、ウクライナとしては、西側諸国や米国から、軍事支援を受けており、どちらかというと、優勢に戦争を続けることができています

今、ウクライナとしても不利な停戦合意をすることは望んでいないと思われます。

こうしたことから、実際の停戦はまだまだ先なのかもしれません。

半ば、ウクライナを舞台にした代理戦争(ロシアは当事者側ですが)の様相を呈してきています。

経済制裁も怖くないロシア?

ロシアは世界中から経済制裁を受けているわけです。

ただし、ロシアは広い国土である程度食料は自給自足できている大国です。

エネルギー資源も豊富にることができます

そのため、あまり経済制裁も意味をなさなくなってきました。

ロシア中銀の為替介入もあって、ロシアルーブルは、対円でウクライナ戦争開始時の暴落分を一気に取り戻し、過去のレンジ幅を上抜ける勢いです。

こうした中、ロシア中銀は、8日に緊急の利下げを実施

政策金利を20%から17%に大幅に引き下げました

しかし、市場の反応はほぼありませんでした

ロシア国内の景気が強いということを、あらためて示された形となっています。

一方で、資本主義諸国は株価が下落していったり、為替も不健全な動きをするようになってきています

完全に、ロシアの思うつぼにハマってしまっているのかもしれません。

ロシアルーブル円 日足

ロシアは余裕? 日本に対しても圧力!

ロシアの第三野党「公正ロシア」の党首セルゲイ・ミロノフが、北海道の権利はロシアにある、などという暴論を言い出しています

もちろん、荒唐無稽な話ですが、ロシアとしては、やりたい放題になってきました。

この時期に、このような問題発言が飛び出すということは、ロシアとしては、まだ余裕があるということでしょうか。

少なくとも、残念ながら北方領土問題の解決の糸口は完全に切られてしまっているということが分かります。

ドルが強い

ここにきて、FRBからタカ派発言が相次いでいます

特に、週の初めのFRBブレイナード理事によるバランスシート縮小の発言により、アメリカの10年債金利は急上昇

それにより、ドルが買われる展開が続いています。

最近は、金融引き締めを見据えた動きに過剰に反応し、さらにドル買い・円売りのタイミングを見計らっている人たちが、相場が反応しそうなニュースに目を光らせている状況です。

今後もしばらくは、こうした要人発言には警戒しないといけないでしょう。

ユーロは上がらない

ウクライナ戦争、アメリカの金融引き締めなどの影響で、ユーロはなかなか上昇できません

最近はテクニカルがほとんど機能せず、ファンダメンタル的な内容で上下する展開が続いています

いちおう、テクニカルを確認すると、ユーロドルは月足での三角保ち合いの下限に到達しています。

ウクライナ戦争がはじまった際にも、この下限にタッチして上昇していることから、今回も強力なサポートとなっていることは確かです。

ユーロドル 月足 三角保ち合い

ただ、平行チャネルを引いてみると、先週中間線あたりで取引を終えていたのが、今週は中間線を大きく下回っており、下降トレンドが続いていることが分かります。

200日移動平均から大きく乖離していることから、調整の上昇も期待できるところではありますが、このまま下降を続ければ、一気に三角保ち合いを下抜けてしまう可能性もあります。

ユーロドル 日足 平行チャネル

その場合は、底なしです。どこまで下落するのは分からない展開になってきます。

ユーロは、このあたりで大きく買戻しが入ってほしいところです。

フランス大統領選挙

10日に予定されているフランス大統領選で、マクロン大統領が再選を果たすか、あるいは有力対抗馬のルペン候補にどれだけの票が集まるかが注目されています

実際には、マクロン大統領の勝利が予想されていますが、フランスの場合、対立候補のルペン候補がどれくらいの勢力であったのかも、把握しておく必要があります。

フランスの大統領選挙は、第1回目の投票(10日)で過半数をとった候補が当選となります。

ただし、過半数に届かなかった場合は、上位2名の決選投票となります(24日)。

1回目で早々にマクロン大統領の再選となれば、ユーロ高となりますが、ユーロ懐疑派でもあるルペン候補が票を伸ばし、決選投票となれば、しばらくユーロ安が続く展開となる可能性があります。

10日の選挙の行方に要警戒です。

来週の投資戦略

ユーロドルの調整上げを期待して、ロングポジションをとっています。

しかし、思いのほかドル高が止まらず、ユーロ売りも止まりません。

完全に予想とは裏腹の結果となり、月足の三角保ち合いの下限に到着しています。

今週は、このあたりの攻防を見ながら、下抜けた場合は、涙の損切も考えてやっていこうと思います。

基本的には、調整の上げが入ったところで、逃げたいと思っています。

約定分

株         2,270円
  (現物)
FX      127,713円
  (南アフリカランド円、ユーロドル、豪ドルNZドル)
CFD         0円
合計      129,983

持ちこし分

株        -862,400円
FX     -575,274円
  (ユーロドル、豪ドルNZドル)
CFD           0円
合計   -1,437,674円

ユーロの動きに恐怖する

MUNO
MUNO

ユーロドルの含み損がやばいことになってきたよ~

また100万損切も見えてきたよ~

吾郎
吾郎

Lotもある程度おさえているんだがな。

下落のスピードが速すぎるな。

MUNO
MUNO

いい加減、ウクライナ戦争終結しないのかよ。

プーチンいつまでやるつもりなんだよ。

吾郎
吾郎

完全に祈るしかなくなってきているな。

何事においても平和が一番だ。

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