ドル高止まらず 139円到達!
ドル高に歯止めがかかりません。
日本時間7月13日に発表された、米国消費者物価指数(CPI)は9.1%の上昇をたたき出しました。
もっとも、この発表直後はドル高に傾いたものの、その後ドル高は失速していました。
しかし、翌14日の日本時間にドル買いが強まると、午前中には1ドル138円に到達。
そして、夕方には139円まで急上昇してしまいました。
CPIの結果により、1.00%の、過去類を見ない利上げが意識されたのが原因のようです。
結局、138円50銭台で今週の取引は終えていますが、あまり調整のドル売りが入らなかったことから、来週以降も、ドル高に警戒する必要がありそうです。
ユーロとドルの通貨価値逆転 ついにパリティ割れ
14日のドル高により、ついにユーロドルはパリティ割れしました。
これにより、一時、ユーロの価値がドルを下回ることになりました。
週の取引こそ、1.0よりも上の水準で引きていますが、来週ドル高が意識されるようであれば、1.0ラインがレジスタンスラインへと転換してくる可能性もあります。
ドル高の理由ですが、新型コロナウイルス感染拡大以降、市場へのお金の供給を加速させたことが挙げられます。
当時は、これでも足りない、くらいの勢いで投入していたわけですが、世界経済を混乱させるほどの「やりすぎ」であったことが、証明されつつある、というところでしょうか。
米国株も、軟調に推移し、本来リスク局面で買われる金も大きく下落しています。
景気を反映する原油も、ウクライナ情勢もある中で、1バレル100ドルを割れてきました。
ついに、世界景気はリセッションに陥る未来が見えてきたのかもしれません。
この先には、異次元の世界恐慌が待ち受けている可能性があります。
円安への対策皆無の日本
極度の円安が続く日本ですが、対策がまったく打たれません。
14日こそ、松野官房長官が、「緊張感をもって注視」と口先介入をしましたが、結局「何もしないで静観」と見透かされ、円が売り込まれる展開となりました。
日本の口先介入は、すでに「日本は何もしない、これは円売りのチャンスだ」という意識を世界中の投資家に与えてしまっているといえるのかもしれません。
どうも、経済に関しては、ここまで上がったのだから、さすがに天井だろ、というように、逆張りトレーダーのような考え方に終始しています。
泥沼から抜け出せない日本経済を反映してしまっています。
参議院選挙は自民党圧勝
ついに、自民党岸田政権の黄金の3年がはじまります。
衆議院の解散がない限り、今後3年は選挙はないことになります。
参議院でも自民党が圧勝したことにより、予算や法案など、やりたい放題です。
自民党の悲願である、憲法改正、防衛費増額などなど、今後進められていくでしょう。
安倍晋三氏が射殺されたことにより、土曜日の期日前投票や、日曜日の選挙当日は、投票率が伸びたというデータはあるものの、結局全体では52.16%という結果が出ました。
国民の半数しか選挙に行っていない。いいかえると、半数は選挙に行かない、ということになります。
必ず選挙に行く人の中には、組織票が含まれています。
おそらく、この投票率では、組織票を崩すだけの票数には達していないと考えられます。
この状態が続く限り、いつまでも日本の政治は、腐敗した状態から抜け出せないのではないでしょうか。
来週の戦略
豪ドルNZドルでは10万円程度の利益を上げることができました。
しかし、138円を超えたところでショートしてしまったドル円を損切して、利益を減らしてしまいました。
よく考えると、豪ドルNZドルなど、リスクの少ないものでコツコツやっていた方が、結果的に稼げるのでは? という気になってきました。
あまり無理せず、リスクの少ないものでコツコツ利益を上げていこうと思います。
割安、割高を狙って逆張りしても、勝てませんね……
約定分
FX 67,790円
(ドル円、トルコリラ円、豪ドルNZドル)
CFD 0円
(日経)
合計 67,790円
持ちこし分
FX -209,482円
(トルコリラ円、豪ドルNZドル)
CFD 0円
(日経)
合計 -957,382円
膨らむ含み損
ドル円は139円。ユーロドルは1.0割れ。
もう経済、ぶっ飛んでるよね。
この状態ではギャンブル投資になってしまうよな。
どっちに行くか分からない。
どっちに行くか分からない?
笑止! オイラには未来が見える!
そう、オイラの負ける姿が!
ならやるなよ。
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