新型コロナオミクロン株感染急拡大!
新型コロナウイルスのオミクロン株がここにきて急拡大しています。1週間前にも、増えてきた、という印象でしたが、この1週間でさらに急激な新規感染者数を出しています。
ただ、デルタ株が狂暴そのもので、感染するとかなり酷いことになっていたのに対し、オミクロン株は重症化するケースはあまりなく、軽症、うまくいけば無症状で終わることも多いとされています。
もちろん、デルタ株が現れた際には、変異はこれで終わりか、とも言われていました。
オミクロンに続く新たな変異ウイルスで、今後も重篤な症状をもたらすものが出てくる可能性もありますが、今のところ、感染者数は多いものの、それほど過度に恐れるべき脅威でもない模様です。
世界的にも、新規感染者や農耕接触者の隔離機関が短縮される傾向にあります。いよいよ、アフターコロナが見えてきているのかもしれません。
オミクロン株がどうしてここまで広がったのか、一部では米軍関係であろう、とも言われています。さらには、年末年始休暇で多くの人が移動・接触する機会がもたらされたのも、当然関係しているのだろうと予測はできます。
8~10日は成人式に絡む連休で、まだまだ旅行者も多くいました。ここで感染拡大が起こっていれば、1週間ほどたった今、発症・陽性確認となっていくでしょう。
ここらへんが感染者のピークとなるのか、あるいはネズミ講的に増えていくのか、これからの経緯が心配です。
ここからは、岸田内閣が、どのような対策を打っていくのかが焦点となるでしょう。コロナ対策が景気とも直結するため、蔓延防止措置、あるいはその先の緊急事態宣言が発出されるのか否か。金融緩和等の対策を実施するのか否か。飲食店等に対する圧迫がどのように推移するのか、など、かなり材料は出てくると思います。
とにかく、今後の岸田内閣次第で、株・為替ともに大きな動きが発生する可能性もあり、注意が必要です。
CPIは強い結果
日本時間12日の22時30分には、今週一番のイベントである、米国消費者物価指数(CPI)が発表されました。
〇前月比
前回0.8% 市場予想0.4% 結果0.5%
〇コア前月比
前回0.5% 市場予想0.5% 結果0.6%
〇前年比
前回6.8% 市場予想7.0% 結果7.0%
〇コア前年比
前回4.9% 市場予想5.4% 結果5.5%
※ちなみにコアとは、エネルギーや生鮮食品価格を抜いたものです
結果として市場予想を上回り、インフレの加速は強い結果であった、といえます。
当然、バイデン政権からすると、なんとしてもインフレを抑制したいところですので、この結果が利上げに根拠を与えていくことになりそうです。
この結果を受けて、ドル円は12日に115円程度あったものが、一気に週末には114円割れし、一時113円50銭ほどまで下落する動きがみられました。
ドルはかなり高値圏にいましたので、ここにきてようやく調整が入りつつあるのかもしれません。
全体的に株も軟調に推移しています。
出遅れていた新興国通貨は比較的安定
株や為替がリスクオフへと傾きつつある現在、堅調なのは意外にも新興国の通貨です。
週末こそ下落はしましたが、南アフリカランド、メキシコペソなどは堅調に推移しています。
リスクオフが絡んだ金属価格の上昇が南アフリカにとってはプラスで、北半球が冬になり、原油の実需買いが入っていることがメキシコにとってはプラスにはたらいているのかもしれません。
もちろん、何かのきっかけで大きく下落するのが新興国通貨で予断を許しませんが、金融引き締めで金利を挙げつつある現在、低くなったところをスワップ投資目的でロングしていくのも一つの手かもしれません。
また、南アフリカは、オミクロン株が発見された際、世界中から出入国が停止されました。そのため、南アフリカランドが年末に大きく下落したのは記憶に新しいところ。今、オミクロン株がそれほどの脅威にはならないことが見えてきていますので、出遅れていた南アフリカランドは、むしろ買い場であるのかもしれません。
来週の戦略
ドルはさすがに加熱しすぎていると思い、ユーロドルのロングで利益を出すことができました。
南アフリカランド円も、ロングを利確しています。
来週はドルが持ち直すか、このまま下落するかを見定めていきたいと思います。ただ、ユーロドルがここのところ軟調ですので、むしろドルに対してはユーロ買いが進んでいくのではないか、とも考えています。
ドルがやはり下落していくことが確認できれば、ユーロドルのロングを入れていこうと思っています。
南アフリカランド円、メキシコペソ円も、どこで大きく下落するかは分かりませんが、少しずつ買ってみてもよいか、と思っています。
株は、軟調な展開を予想します。どこまで下落するか分かりませんので、あまり手は出せないところです。ただ、出遅れている日経は、大きく下落するところがあれば、買っていくのも悪くはないのではないか、と思っています。
約定分
FX 152,265円
(ユーロドル、南アフリカランド円)
CFD 0円
合計 152,265円
持ちこし分
FX 45,810円
CFD 0円
合計 -459,190円
少し方向感が出てきたか?
過熱しすぎたドルを売る、という点では、予想的中だね。
ただ、ドルはリスクオン・オフでも強かったりするから、
気を付けて取引しないとね。
もうはまだなり。まだはもうなり、だからな。
ここにきて、インフレと金融引締がキーワードになってきているから、
経済指標さえ読めれば、ある程度利益を出していけそうだな
それじゃあ、経済指標で勝負といくか!
とか言って、勝負に出たときに限って負けるがいつものパターンだろ。
堅実にいくんだな。投資はそれが一番だろう。
オマケ 少しでも多くのスワップを得よう!
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