12月第5週 年末年始を控えほぼ横ばい 年明け上昇となるか?

今週の投資結果

年末年始の薄商いで横ばい

先週のクリスマス休暇に引き続き、今週は年末年始の休暇に関わる薄商いが続きました。

一方で、利益確定の売買が進んだのか、一時的に大きく動く時間帯もあり、ボラは発生したといえます。

最終的には横ばいから、わずかに上昇といえます。

特にドル円は115円台に突入したままで週の取引を終えました

このままの水準を維持できるか、あるいは一度薄商い中の上昇に対して調整が入っていくのかが気になるところです。

株は相変わらず米国は上昇日本株は横ばいといったところです。日本株はアジア情勢や岸田発言のリスクを考慮して、年末は上昇できなかったといったところでしょうか。

新興国通貨は、メキシコペソ円は上昇。5.6円を上抜けていきました。一方の南アフリカランド円は大きく下降する展開となりました。特にこれといったニュースは出ていないので、投機的な売買が入ったと見えます。

特に今週はこれといったニュースが世界的にも出てきていません

オミクロン株も感染拡大が続いていますが。重大な症状が出る、といったニュースは出ていません。感染者拡大による医療機関の崩壊からのロックダウンのニュースには警戒が必要ですが、それほど大きく株や為替を動かす要因にはならない気がします。

さらに、ここにきて、なぜか南アフリカなどでは感染者数が減少してきているという報道もあります。理由は定かではありませんが、市場にとっては好材料です。

2022年は冬季北京オリンピック以後に警戒

2月からの冬季北京オリンピックが近づいてきました。

オリンピック期間中には、国際紛争はトーンダウンしていくので、市場にとってはポジティブな流れが続くでしょう。

このため、2月下旬頃までは、株・為替ともにある程度堅調に推移する展開となるのではないでしょうか。

しかし、冬季オリンピックが終了すると、中国による人道問題、領土問題が大きく取り上げられることは目に見えています。各国のメディアも、オリンピックにかこつけ、そのあたりをリサーチしていくかもしれません。

さらに、ロシアのウクライナ侵攻に関する問題も、懸念材料です。これまではロシアとNATO(北大西洋条約機構)の問題でしたが、ここにきてアメリカも介入してきています。より複雑化すると、ネガティブな材料になります。

そのアメリカも、秋には中間選挙が実施されます。バイデン政権としては、国際問題を解決するなど、それまでに成果を挙げなければならず、少し強引な手を使ってくることも予想されます。

中間選挙に向けて、共和党はトランプ氏を前面に押し出してくることが予想されます。いまだ根強い支持を受けているトランプ氏が息を吹き返すと、米国経済にとっても先行き不透明感から、市場としてはマイナス要因となっていきます。

ここにきて、原油価格も大きく伸びています。基本的には原油価格高騰は市場にとってポジティブに働きますが、その上昇スピードがあまりに早く、むしろネガティブに働いてしまっているような傾向にもなってきました。

もちろん、原油価格高騰は、世界的なインフレの影響を受けているとはいえ、産油国ではない国々の経済を圧迫する可能性があります。

このまま90ドル、あるいはその上の100ドル台を目指すと、世界的に不安が広がっていくことにもなりかねません。

いわば、3月以降は、かなり市場にとってネガティブなニュースが噴出してくる可能性があります。セルインメイも3月からすぐです。今年は、北京オリンピック以後は、慎重に取引しなければ、大きな暴落に巻き込まれる恐れもあるかもしれません。

2022年、岸田首相発言のリスクは高い

株価出遅れの日本ですが、岸田首相の発言に対するリスクは依然高いといえます。

最近では、どうもAIが岸田首相の発言に反応して売りを仕掛けているようにも見えます。

それほどまでに、岸田首相の発言は投機的な売買を誘引するため、世界から注目されています。

世界的に新型コロナウイルスで打撃を受けた経済から立ち直るために減税をしてきましたが、日本ではこれといった金融緩和は実施されませんでした

そして、世界的に金融引き締めに動く中、基本的に岸田首相もそれに続いて金融引き締めを実施する構えを見せています。

さらに、岸田首相は日本の経済立て直しのために、増税に踏み切りたいようです

金融所得課税に関する発言や、自社株買いに関する発言がどこでまた発出されるか。あるいは、また別の増税や金融引き締めについて発言があるかはまったく分からないことですが、どうも岸田首相が金融緩和に関する発言をすることはなさそうです。

こうしたことを考えると、やはり日本株は大きく上昇することはなさそうで、ネガティブな発言があった際に、大きく売り込まれる、といった動きになりそうです。

ある意味、日本株は、岸田発言により下がったところを買っていく、ということしかできない1年となってしまうのではないでしょうか。

来週の戦略

年末の大納会では日経平均は下落しました。

年明けは、年末に調整されたポジションの再保有があり、株は上昇する傾向にあります。

ただ、年始すぐに岸田首相が日本経済に関する何らかのネガティブ発言をすると、過剰に反応することも考えられます

そのあたりを考慮しながらの取引になるでしょう。

為替は、年末に上昇した分の調整が入る可能性があります。下落したところを買っていく形を考えています。

ただ、年末の流れを引き継いで、このまま上昇する可能性も大きいです。あまり年始第一週は積極的に売買できない展開になる可能性もあります。

特にニュースは出ていない南アフリカランド円が大きく下落していますので、年始のクラッシュがなければ、改めてポジションはとっていきたいところです。

まずは、年明け最初の取引の窓開けがどの程度になるかを注視するところからになりそうです。

約定分

株             0円
FX    173,605円
 (ユーロドル、メキシコペソ円)
CFD       8,854
 (金)
合計    182,459

持ちこし分

株        -693,553円
FX            0円
CFD           0円
合計     -693,553円

2022年もキッシーショックを警戒

MUNO
MUNO

年末のオミクロンで一気に利益が減ってしまったよ。

年内になんとか調整できてよかったけど、

2022年も難しい相場が続きそうだね

吾郎
吾郎

2021年はコロナで大きく下落した分の調整相場だったから、

基本的に買えば儲かったからな

クロス円の取引は、残念ながら、キッシーがネックになりそうだな

MUNO
MUNO

キッシー発言は基本ネガティブなんだね

支持率は上がって株が落ちるって、いったいどういうことなんだろうね

吾郎
吾郎

金融所得課税も投資家以外からは支持もあるようだし、

不労所得嫌いの日本人への訴えかけではある意味成功を収めているのかもな

MUNO
MUNO

新しい資本主義とは…

いったい?

コメント

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