2026年問題がやってくる 丙午(ひのえうま)ショックで株価暴落の可能性!?

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みなさんは風習や迷信を信じる方でしょうか?

風習や迷信といっても、現代科学の中で生きる私たちにとっては当たるも八卦当たらぬも八卦といったところではないでしょうか。

日本の風習・迷信を如実に表しているものの一つに「丙午(ひのえうま)」があります。

みなさんは、日本の人口や出生数のグラフを見たときに、「丙午」と書かれて、1966年だけ大きく出生数が減少しているのを見たことはないでしょうか。

実はこの丙午、次にめぐってくるのは2026年と、すぐそこです。

丙午の人口減少と株価暴落の可能性について書いてみました。

十干十二支とは

MUNO
MUNO

オリンピックも開催されるようだし、新型コロナワクチン接種も進んでいるし、

これから日本の株価は長期的には上がっていくのかな?

吾郎
吾郎

そう考えるのはまだ早いな。

日本は2026年に、丙午の年をむかえる。

この年には出生数が減少するかもしれない。

この悪材料によって株価暴落のシナリオも考えられる

MUNO
MUNO

う、うそでしょ?

中国だって、一人っ子政策をやめて、

これから人口伸ばそうって時に。

吾郎
吾郎

世界が人口減少に取り組む中、

日本だけが出遅れる可能性もあるな

「丙午」などは十干十二位といって、十干の「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」と十二支の「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」からなる組み合わせで、西暦といった数え方のなかった日本などで、元号とともに採用されていた、60年を一回りとする年の数え方です

それぞれ、一つずつの組み合わせで60通りあり、これを一周すると「還暦」などと言います。今でも、60歳のお祝いでこの言葉が使われますね。

歴史の事件の暗記で「壬申の乱」とか「戊辰戦争」など、意味が分からず覚えた方もいるかと思います。このネーミングこそ、十干十二支を利用したものなのです。

阪神タイガースの本拠地で有名な甲子園球場の「甲子」も、開業した1924年が十干十二支の甲子の年だったため、つけられた名称です。

ではなぜ丙午の年は出生数が減るのでしょうか。それには、日本の風習・迷信が関係しています。

丙午に出生数が減る!?

MUNO
MUNO

そもそもどうして、60年に一度の丙午の年に出生数が減るのさ

吾郎
吾郎

丙午の年に生まれた子供は不吉だ、という迷信が関係している

日本には、こういった迷信を信じる人が多いからな

丙午に子供が減る理由は、江戸時代に盛んに上演された浄瑠璃などの影響があったとされ、その中でも人気の演目だった「八百やお七」という話が大きく関係しています。

「八百屋お七」は、実話を元にした演目で、とても美しく世間知らずだったお七という女性の物語です。

お七は江戸を襲った大火による焼け出され、避難した先の寺で、小姓の吉三郎という男と恋仲になります。しかし、町は復興を遂げ、お七は家に戻り、寺の小姓の吉三郎とはもう会うことができません。

どうしても吉三郎に会いたいお七に、男が、また火事になれば吉三郎と会うことができるとそそのかします。

世間知らずのお七は火事があれば吉三郎に会えると考え、自宅に放火をしてしまいます。

当然お七は捕らえられます。当時放火は死罪とされる重罪でした。しかし恋焦がれた人に会いたい一心で放火したことや、お七があまりに美しかったことから、取り調べでは、お七を処刑するのは悲しいことだと、これは放火ではなく、ただの事故だったのだろうと問われます。

しかしやはり世間知らずのお七は、自分が吉三郎に会いたい一心で火をつけたと、放火を認めてしまいます。

だれもがこの美しい娘の処刑を悲しみながら、お七は火あぶりの刑に処され、命を落とすのです。

このお七が生まれたのが、作品上では1666年で、丙午の年とされています。こうした芝居が当時大ヒットしたことから、次第に丙午に生まれた子供は不幸になる、放火をする、親不幸をはたらく、などという迷信が生まれました。

その迷信から、丙午の年には子供を産むことをためらう人が出てきました

また、江戸時代には飛縁魔(ひのえんま)という、男をたぶらかし、家を傾かせるという鬼女の物語も作られています。この名称が丙午と近しいことから、八百屋お七の話から創出された、または丙午の悪い迷信にくっついた、など諸説あります。

いずれにしても、こうした話が、丙午の迷信の力を強化したといえます。

MUNO
MUNO

な、なんて悲しい話なんだ。こんなきっかけがあったなんて。

吾郎
吾郎

この話は、当時大ヒットしたからな。

このヒットによって、迷信も広がったというわけだ

MUNO
MUNO

ってことは、結構新しくできた迷信なんだね

吾郎
吾郎

ちなみに、歌舞伎や浄瑠璃などでこの演目が演じられるが、

吉三郎の名前が違っていたり、ストーリーにも違いがある。

興味があれば、ぜひ芝居を見てみることをおすすめする。

ある程度史実ではあるが、実際のお七の生まれた年などはわかっていない

MUNO
MUNO

実際の生まれた年が分かっていないって、

完全に作品が丙午の風習を作ってしまったんだね

2026年(丙午)に出生数減少? 株価暴落?

MUNO
MUNO

とは言っても、2026年に丙午がきたからって、

ほんとうに出生数が減少するの?

オイラも丙午の風習や迷信なんて知らなかったし、

誰も気にしないんじゃないの?

吾郎
吾郎

確かに今はだれも気にしていない

しかし、こういった面白い話には必ずメディアが飛びついてくるだろ

現在、十干十二支を気にする人は少なくなったと言えます。十干は普段の生活ではほぼ使用することはないですし、十二支も、年賀状のイラストくらいしか活躍の場がなくなってしまったとも言えます。

ただ、60年前の出生数の急激な落ち込みをみるに、まったくの無風で2026年が終了すると考えるのは軽率でしょう

2026年が近づくと、一斉にメディアが報道することも考えられます。

新型コロナ蔓延の際にも、各地で「アマビエ」ブームが起こりましが。それまで、アマビエを知っていた人がどれほどいたでしょう?

こう考えると、不安にされた人々が、2026年に子供を産むのをためらってしまうというシナリオも考えられます。

1966年には、大きく落ち込んだ出生数は1967年にV字回復を遂げていますが、果たしてここまで少子高齢化が進み、給与水準も低くなっている日本社会で、本当に2026年に丙午の影響があったとすると、2927年に出生数のV字回復はあるでしょうか。

もしかすると、2026年に出生数が下がり、下げ止まってしまうことも考えられます

単純に言えば、株価は人口が増えれば上昇する傾向にあります。物がたくさん売れて、市場にお金が供給されるからです。

ここで日本の出生数が大きく減少すれば、人口減にもつながり、これが嫌気されて、将来への不安から株価も不安売りされてもおかしくありません。

まさに2026年、丙午ショックが到来するかもしれません。

MUNO
MUNO

2026年以降はショート目線かな

吾郎
吾郎

いま、コロナでバブル状態だからな。

今後数年株価が上がり続けたとしたら、

この2026年が日本を発生源として不況に叩き落とされるきっかけになるかもしれない

MUNO
MUNO

そんなことになったら、八百屋お七の放火の影響はものすごいことだね。

時をかけるお七。オワタ

吾郎
吾郎

ここまで世間を騒がせたのなら、

ある意味、歌舞伎や浄瑠璃を作った作者は本望だろうな

まとめ

・2026年は丙午がやってくる年
・丙午に生まれた子供は不幸になるという風習・迷信が日本にはある
・丙午の年は出生数が大幅に下落
・迷信が生まれたのは江戸時代と、意外と新しい
・2026年は日本を震源地として世界不況突入か!? 

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