雇用統計を睨んだ展開
今週は、米国雇用統計を睨んだ展開となりました。
6月3日の米国ADP雇用統計は市場予想650千人だったところ、978千人と大幅に改善という結果が出ました。一方で6月4日の米国非農業部門雇用者数は市場予想675千人のところ、実は559千人だったという結果に。これを受けて、対円では多くの通貨で下落しました。
為替は、ユーロドルでは、結果を受けてユーロが急伸しました。ドルは、すでにリスク回避通貨から、リスクオン通貨に戻ってきたということでしょうか。
今週前半は、雇用統計を睨んで平行線。そして週後半はADPと本番の雇用統計で乱高下という、なんとも入り時のわからない展開となりました。
2週目方向感は出るか?
来週は、実は米国の雇用者数が改善していないことから、方向感がリスクオフとして出てくるのか。
あるいは、まだまだ方向感は定まらない展開となるのか、わからないところです。
為替では、ほとんどの通貨が高値圏にあることは事実なので、
リスクオフに乗じて、調整の売りが出てくるかもしれません。
株価は、比較的安定しています。
ゴールドが1900ドルまで上昇後、下落してきたところを見ると、
株価はリスクオンと見ることもできます。
ここのところ、為替と株価に連動性がなくなってきています。
どちらかというと、日々のニュースで、ピンポイントで上下していく流れのようです。
来週の戦略
為替は今週、頑張ってランド円を買ったことが功を奏しました。
来週は、伸び悩んでいるメキシコペソを、下がったら買う、というところでしょうか。
1メキシコペソが5円50銭を境としてレンジになっているので、
これより下がったら買い。そして上がったら売りを繰り返す戦略を考えています。
その他の通貨は、週前半の方向性を確認してからの取引となりそうです。
南アフリカランド円も、金曜に8円15銭付近まで急上昇しました。
7円台まで戻ってきたら買いたいところですが、
もしかすると9円台を目指す動きも考えられます。
株価は、日経が低い位置にいますので、買い目線を持ちたいと思います。
週の大きなニュースは、週後半、11日~13日にイギリスで行われる先進7カ国首脳会議(G7)です。
ここで日本はオリンピック開催を世界に示さなければなりません。
ここでの菅首相の立ち居振る舞い次第で、株為替ともに大きく動くことも考えられます。
取引できない週末に入ってしまうこともありますので、
金曜日は大きくギャンブルに出るか、それともポジション調整をするか、
難しい展開が予想されます。
とにかく、オリンピックに係る懸念は、週末に決着しそうです。
もしかすると、来週は「休むも相場」で、あまり動かないのが得策なのかもしれません。
今週の投資結果
約定分
FX 142,038円
(ユーロ円、南アフリカランド円、メキシコペソ円、ユーロドル)
CFD 12,534円
(日経、S&P500)
合計 154,572円
持ちこし分
FX 28,280円
(メキシコペソ円)
CFD 0円
合計 -841,708円
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