米国雇用統計の結果は市場予想上回る
7日(金)日本時間21時30分、今週最大のイベント、米国雇用統計が発表されました。
結果は、非農業部門雇用者数が市場予想255千人だったところ、結果は263千人と改善。
失業率は市場予想が3.7%だったところ、結果は3.5%と、こちらも改善という結果になりました。
ただ、好結果だったとはいえ、市場予想との乖離はそれほどなかったということから、まだまだインフレが収まらないと市場は見たようです。
この結果を受けて、全体的にリスクオフの地合いとなりました。
米ドルは上昇し、145円台で取引を終えました。
対ドルの通貨は多くが下落を示しました。
また、結果が発表されて以降、週の後半にかけて持ち直しつつあった株価も大きく崩れる展開となりました。
日経やダウ、S&Pなどの株価は軒並み下落しています。
米国の利上げは止まらない?
まだまだインフレに終息の期待が持てない状況です。
米国のインフレが止まらない限り、リスクオフの地合いは続くでしょう。
ただ、週の後半にかけて株価が上昇してきていたのは、もしかすると何らかのインフレ終息を探ることのできる指標結果となることを見据えてのことだったかと思います。
市場も、未曽有のインフレがいつ終息するかを見極めにきていると見ることができます。
いざ、インフレ終息が期待できるような指標が発表されるや否や、一気に相場のトレンドが逆転する可能性のあることにも注意が必要です。
オージーキウイは天井を付けたか?
10月4日(火)日本時間12時30分に、豪州中銀が政策金利を発表しました。
市場予想では2.85%までの利上げを予想していましたが、結果は2.60%までの、0.25%の利上げにとどまりました。
一方のニュージーランド中銀は10月5日(水)日本時間10時に政策金利を発表。
市場予想通り3.50%へと、0.50%の利上げとしました。
さらに、ニュージーランドの政策金利決定の委員会では、今回0.75%の利上げも検討されていたという情報が伝わりました。
この結果、オーストラリアは今後の利上げが鈍る可能性があり、ニュージーランドはまだ利上げに期待がもてるという思惑が広がりました。
ニュージーランドの政策金利発表後から、オージーキウイは久々に下落。
一時、1.125を付けるまでの下落となりました。
ただ、週の後半になり、買戻しが入っています。
特にオーストラリアからもニュージーランドからもニュースは伝えられていません。
売りポジションの利益確定の買戻しなのか、やはりまだまだ豪ドルが強いと見られているのは、見極める必要があります。
さらに、多くの証券会社で、オージーキウイのペアでは、売りポジションにマイナススワップが発生しています。
微々たるものではありますが、こうしたところから、しばらくこの水準にとどまる場合、売りポジションの損切も発生しての買戻しが発生するおそれのあることにも注意が必要です。
日本では円安など蚊帳の外
円安が進む日本は、経済のことなど蚊帳の外です。
旧統一教会に絡む問題が国会では追及され、円安や経済対策に割かれる議論の時間は、短いものがありました。
なんとも、この最大の有事に、お家騒動でのもめごとにはこりごりです。
国会議員は、優先順位を理解しているのでしょうか。
さらに、このような批判が向けられている中、岸田首相は、長男の翔太郎氏を秘書に据えることにしました。
この秘書には、SNSなどでの情報発信も依頼するとのこと。
これが検討に検討を重ねた末に出された人事的結論だとすると、少々残念な気持ちにもなってきます。 我々は、岸田ジュニアの力量を緊張感をもって注視するしかないのでしょう。
来週の戦略
インバウンド需要が戻ることや、11日からの旅行支援という名目のキャンペーンなどが始まることにより、交通系の株価は堅調に推移しています。
とりあえず、空運株を持っている私としては、そこをギッチリと握りしめたいところです。
ただ、米国のインフレが終息しない限り、株価は軟調に推移します。
株価の下落とともに、これら交通系の株式も下落することが考えられますので、注意が必要です。 引き続き、FXは休止です。
約定分
FX 36,564円
(トラリピ約定分=オージーキウイ)
CFD 0円
合計 36,564円
持ちこし分
FX 0円
CFD 0円
合計 -704,500円
世襲だらけだよ……
FXも株も、米国次第でどちらに動くか分からないね。
緊張感をもって注視するしかないな。
そういえば、岸田ジュニアの力量ってどのくらいなのかな?
緊張感をもって注視するしかないな……
小説 デモトレ投資部! 連載中
こんなに爆損している作者が書いたものなんて、読んでくれるもの好きはいるのだろうか……←自虐……。
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