ドル円再び円安へ
週を通して円高方向へと下落していたドル円ですが、日本時間6日(金)21時30分に発表された米国雇用統計の好結果で、一気に円安へと逆行しました。
雇用統計では、非農業部門雇用者数が市場予想250千人だったのに対し、結果は528千人と、圧倒的に強い数字が出されました。
失業率も、市場予想は前回と同率の3.6%とされていたのに対し、結果は3.5%と改善を示しています。
リセッションが懸念される中でも、好結果が好感されて、ドル円をはじめ、クロス円で円安となりました。
当然、ドルが多くの通貨に対して買われることになりました。
ここまで一人勝ちだったドルが、ようやく調整をはじめたと思われた矢先、また指標によりドル買いが始まってしまうということのようです。
実際ドルは、週を通して下落していたわけで、来週以降は、このままドル買いが続くのか、またはドル売りに戻るのかを見極める展開となりそうです。
地政学リスクは新たな局面へ 米中が絡む台湾有事問題
先週、バイデン大統領と習近平国家主席が会談を行なって以降、台湾をめぐる問題が急加速しています。
中国は台湾を取り囲むように軍事演習を実施し、日本のEEZ内にミサイルを飛ばすという暴れブリを演じました。
中国の、台湾に対する、強い決意のようなものを感じます。
米国は、ペロシ下院議会議長が台湾を訪問し、講演を行いました。
その後、ペロシ氏は日本を訪問し、岸田首相と会談も行いました。
米国と中国が、煽り合いをはじめ、どうも日本を代理戦争の舞台に選ばれつつあるのかもしれません。
いずれにせよ、米国と中国が対立を深めると、地政学リスクは高まります。
特に、まずは経済制裁の応酬が行われますので、経済にとっては大きなダメージとなります。
いつ、市場が台湾有事問題に反応するのかは分かりませんが、その時には大きな相場の崩れも考えられるため、注意が必要でしょう。
市場は新たな材料探しへ
新型コロナ、ウクライナ問題、米国リセッション問題も、すでにマーケットへの影響は大きくなくなりました。
とはいえ、マーケットのボラティリティは大きくなってきています。
こうした中で、方向感はまだあまり出ていない状況です。
現在は、上がりすぎたり下がりすぎたりした通貨や商品などの調整が入っているとも見られます。
これが安定してくると、マーケットは、次の材料を探していくことになるでしょう。
そして、その次の材料は、おそらくは米中の摩擦となっていくのではないでしょうか。
中国の抱える領土問題は混迷を極めています。
今回注目されている台湾もそうですが、香港問題も解決されているわけではありません。
民主化をめぐり、米中の対立がより一層深まることを懸念しながら、マーケットを注視することになるでしょう。
そして、市場を動かす材料としては下火になってきたウクライナ問題ですが、それでも、ロシアは核の使用をチラつかせていることに変わりはありません。
ロシアのミハイル・ガルージン駐日大使は、4日に広島平和記念公園を訪れ、ロシアはウクライナでの特別軍事作戦で核を使用することはない、と発言しましたが、なかなか信じられるものでもありません。
というよりも、ロシアの考えはプーチン大統領次第であり、プーチン大統領の考えは誰にも分からない、といった方が正しいのかもしれません。
広島平和式典には、今回ロシアは招待されていません。
どうも、世界の対立が深まっている状況になってきているのかもしれません。
こうした状況も、何かのきっかけで市場に影響を与えるので、注意しておくことが必要です。
特に、もし万が一、核が本当に使用される、ということも考えておく必要も、いぜんあるでしょう。
来週の戦略
今週は結局、何もできずに終わりました。
先週書いた通り、円高目線というのは合っていたのですが。
来週は、雇用統計の結果がどれほど継続されていくのかを見極めながらのトレードとなりそうです。
とはいっても、いぜん私は、オージーキウイ、トルコリラでやらかしているので、打てる玉がない状態にかわりはないのですが。
約定分
FX 25,710円
(豪ドルNZドル)
CFD 0円
合計 25,710円
持ちこし分
FX -356,519円
(トルコリラ円、豪ドルNZドル)
CFD 0円
合計 -1,033,619円
まったく儲けられない
ここのところ、あっという間にマイナス100万現象が続いているけど、
勝つ方には一つもいかないんだよね。
タイミングも最悪のところで入ってしまうし、
なぜか入ってからも悪い方へニュースが出るからな。
これって、下手なのかな。運なのかな。
一体どっちが悪いのだろう。
どっちも、
なのではないのか?
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