英語をはじめ、外国語のまったく話せない私です。
そんな私が、人生初の海外一人旅。
右も左も分からないのに、無謀も無謀、カンボジアへやってきました!
カンボジアは日本からの直行便はなく、私としては難易度Sランク!!
果たして私の無謀な一人旅の行方やいかに!?
前回の記事↓↓
・海外にはじめて行く人!
・一人旅したい人!
・海外旅行でも、ちょっと行きづらいところまで行きたい! という人
カンボジア シェムリアップ空港へ!!
カンボジアのシェムリアップ空港に向かうために、タイのドンムアン空港から、エアアジア便を利用しました。
ドンムアン空港はタイの国際空港として長年活躍していますが、現在の機能は、LCC便の離発着が主になっています。
タイの空港の顔としての機能は、スワンナプーム空港に奪われている形です。
格安のエアアジア便に乗って、カンボジア、シェムリアップ空港に向かいます。
1時間程度のフライトで、機内で入国カードを書けば、あっという間にカンボジアです。
慣れない入国カードの記入はたいへんです。
航空会社のホームページに、書き方例があるので、印刷して持って行くのをお忘れ無く。
そして、ボールペン。
基本的に自分のボールペンを使うことになります。
隣の中国人、ボールペンを持っていなかったのか、私が書いている間、こちらを見ながらソワソワしてました。
私が記入を終えると、ボールペンを貸してくれと言ってきました。
というか、私、本当に入国カードの記入に慣れていないので、着陸態勢に入る間際に書き終わりました。
なんか、待たせてしまってごめんよ、という気分です。
飛行機に乗るためには、ボールペンは必須だね。
それと、英語が読めないからには、
事前に入国カードの書き方も調べておくべきだね。
乗ってみて書き方が分からないと目も当てられないからな。
直行便のないエリアまでくると、
さすがに日本語なんて誰もしゃべってくれないからな。
カンボジアへの入国審査 そして、トゥクトゥクへ
カンボジアにつくと、バンコクとはうってかわって真っ暗。
やばい、かなりの田舎に来てしまったぞ、という心細い気持ちになります。
空港も、思っていたのとは違い、こじんまり…。
とんでもないところに来てしまった、という気持ち…。
空港の中に入ると、ほとんどの人がビザ申請カウンターに向かいます。
私も一度間違えて、列の進むままにそちらに流されてしまいました。
みんな、自国でビザを取得していないのでしょうか。
それとも、カンボジアの大使館って、あんまりあちこちにないのでしょうか。
気を取り直して、入国審査官のいる場所へ。
というか、ほとんど直接入国審査官の場所へ行く人がおらず、かなり不安になりました。
入国審査で前に並んでいる人を見ると、かなりじっくりとパスポートを見られています。
で、パスポートなのですが、入国審査官が、別の審査官に渡し、どこかに持って行かれています。
偽造じゃないか確かめているのでしょうか?
しばらくたってから、パスポートが戻ってきて、返却されていました。
ついに私の番が来ます。
パスポートを渡すと、じろじろ……。
私のパスポートもどこかへ持って行かれてしまうのか、と思いながら見ていると、私のパスポートは特に持って行かれずに、スタンプを押されて返却。
しかも、意外と時間も短かったです…。
やはり、日本の国際信用度というのは高いということなのでしょうか。
先人達に感謝です。
空港を出ると、トゥクトゥクドライバーが観光客を狙ってウェルカム状態。
よくネイチャー番組で見かける、鳥の雛がエサを持って戻ってきた親鳥に向かって一斉に口を開けているところを思い出しました…。
私は、ホテル予約時にトゥクトゥクがセットのプランで申し込んでいたので、その人を探します。
そういう予約客待ちのドライバーは、画用紙に名前を書いているものを大きく掲げています。
私の名前を見つけて、ドライバーのところへ。
トゥクトゥクは、タイの、まさに三輪車というのとは形状が違い、馬車を想起させるような作り。
まず乗り込むと、何泊するのか、トゥクトゥクは予約しているのか、などを聞かれ、俺が案内してやる、1日18ドルだ、とまくしたてられます。
まあ、1日18ドルなら、相場範囲内と思い、その人にお願いすることになりました。
またアユタヤの時みたいにボラれないか、昼飯おごることになるのか、と内心ヒヤヒヤ。
でも、信じるしかない…。
結果、このトゥクトゥクドライバー、かなり親切で優良でした。
先に言うと、アンコールワットの遺跡を見てトゥクトゥクに戻ると、水を用意して待っていてくれたり(なんと、無料でくれました…今になって思うと、チップを渡すべきだったのかな…)と、本当に親切。
さあ、ホテルで休んで、アンコールワット観光のはじまりです。
ちなみに、カンボジアリエルがカンボジアの通貨なのですが、もうほぼ信用がなくなり、カンボジアでは米ドルが主流です。
ただ、なぜかドルで支払った時にお釣りをもらう場合はカンボジアリエルになるなど、よく分からないシステムです。
カンボジアリエルは、日本国内では日本円へ両替できないようです。
もう、記念にとっておくしかなさそうです。
みんな商売熱心だよね。
見習わないとね。
これだけ働いて、
一日の稼ぎが15ドル程度なんだからな…
いよいよアンコールワット
トゥクトゥクドライバーとは朝8時に待ち合わせ、アンコールワットへ。
うん、やっぱりそこかしこに大量の野犬(飼い犬?)。
世界って、やっぱりカオスなのですね…。
日本にいると、世界の常識が分かりませんね。
まず、アンコール遺跡のチケットオフィスへ行きます。
アンコール遺跡群へは入場券が必要。
1日券(37USD)、3日券(62USD)、7日券(72USD)といった種類があります。
本当は、2日券があればいいのですがね…
3日券だと、顔写真を撮られます。
わたしは、2日間観光しようと考えていて(結局、2日目は博物館めぐりで終わってしまったのですが)、3日券を購入しました。
チケットは、各遺跡へ入っていく際に、警備員のような人がいて、その人に見せます。
あるいは、道の端にチケット検閲所みたいなところがある場合があります。
トゥクトゥクで移動すると、その場所へ行ってくれるので、問題はないです。
さあ、さっそく、人生で1度は見ておかないといけないと思っていたアンコールワットへ。
トゥクトゥクを降りると、早くも「ウェアーアーユーフロム?」とおっさん達から声をかけられます。
しかし、もう私は成長した!
「ノーサンキューノーサンキュー」
という返事を返します。
ぜったい、ガイドしてボリにきてるだろ。
もう、エンカウントってレベルじゃねーぞ。
モンスターハウスじゃねーかよ。
後で調べると、黄色っぽいユニフォームを着た人は政府公式のガイドらしいのですが、似たようなものを着たりする人もいるそうで、事前予約するのが無難だそうです。
ちなみに、トゥクトゥクのドライバーがガイドするのは法律で禁止されているそう。
それよりも、ボリにきてるおっさん達を禁止しろよ…。
一人のおっさんからは、「ガイドいらないの~勉強できないよ~」と流暢な日本語で。
何、ぼろうとしているんだよ…。
さて、肝心のアンコールワット。
でかい! 彫刻すごい!
もう、それだけです。
かつての日本人が、ここを祇園精舎と間違えたという話もうなずけるほどの規模。
いまでは遺跡ですが、これが現役で使われていた時をイメージすると、とてつもない仏教都市だったことがよく分かります。
到着してすぐは、まだあまり人もいなかったのですが、しばらくすると、ドヤドヤと観光客が殺到してきます。
おそらく、10時前頃から、混み始めるのでしょう。
日本人の観光ツアー客も数団体いました。
日本のじーさんばーさんを見て安心するとは…。
ちょっと失敬して、その団体のそばで、ガイドの解説を聞いたりしてしまいました。
やっぱり、理解を深めるためには、ガイドは必要だと思います。
事前にガイドを予約しておくことがおすすめです。
アンコールワット…
もう、ここだけでお腹いっぱいになったよ
世界には、面白いところがたくさんあるということだな。
石でできた寺院は、日本人には見慣れないしな。
恐怖のボッタクリ ラストワンあんちゃん
アンコールトムには、バイヨンという、これもまた観光の目玉になっている寺院があります。
観光ガイドブックでは、大きな仏像の顔とキスをしているような写真が撮れるということで有名。
まあ、独り者のおっさんには縁のない話…だったのですが、
「ジャパン? ワタシ大阪ニスンデタコトアル~」
というあんちゃんが突然登場。
腕を引っ張られ、寺院の中に連れ込まれます。
カメラをひったくられて(マジで盗まれたかと思った…)、やばかった…
大きな仏像の顔の近くで、顔をあっちむけこっちむけ、と指示され、勝手に撮影してもらいました。
もう、心の中では。完全にボラれはじめているな、という確信感が…
こっちが「ノーサンキュー、アイムタイヤード」と言っても、
「ラストワン! ラストワン!」
と言って、まさに野生のサルのごとく遺跡内を駆け抜けていきます。
必死でついていく私……。
6,7カ所程度の撮影スポットで勝手におっさんの写真を撮られました。
仕方が無いので、1ドル札を渡すと、
「足りない~千円~10ドル~」
う、うそだろ、おい。
10ドルは1400円なんだよ。もう日本の円が強い時代は終わったんだよ!
と、もう英語聞き取れてない風をよそおって、5ドル札を追加で渡して、帰っていただきました。
いや~、6ドルもぼられたぼられた…
ちなみに、私、一眼はいつもマニュアルで撮っているもので、その設定のままシャッターをきられたもので、撮れてない撮れてない。
とんだモンスターとエンカウントしてしまいました…。
ちなみに、西洋人の観光客は、本物のサルにリュックを奪われていました…
サルは遺跡の岩壁を軽々とよじ登って、西洋人の観光客のおっさんは途方にくれていました。
うーん、動物も人も怖い怖い…
日本人はいいカモなんだよね。
注意していたのに、カモられた…
まあ、金わたさないと、
最悪命を取られる可能性だってあるわけだしな…
お昼ご飯はワンダラー少年とともに
続いて、トゥクトゥクドライバーにお昼ご飯に連れて行ってもらいました。
ちょっとした定食屋。
ソーダーを頼んだのに持ってきてくれなかったのは、悲しかった…。
でも、食事はおいしい。
なんという料理かは分かりませんが、とにかく、おいしい。
定食屋を出ると、子どもが、先ほどのアンコールトムの石仏をあしらった、お土産?を持って、「ワンダラーワンダラー」と寄ってきます。
いや、あんまりいらないし、と思ってトゥクトゥクに戻っても、「ワンダラーワンダラー」といって立ちはだかる…
オマケにトゥクトゥクドライバーも一緒になって、「ワンダラーワンダラー」と歌っているし……。
仕方なく、1ドル渡して購入。
うーん、おまえら、ぜったいグルじゃんか…
料理はおいしかったよ!
それにしても、みんな食べるために必死だね。
途上国の闇だよな。
金を稼ぐのは、辛いことだ。
小回りコースを少しだけ観光
一連のアンコール遺跡には、アンコールワット、アンコールトムのバイヨン見学後に、大回りコースと小回りコースが設けられていて、観光の目安になっています。
しかし、じっくり見てしまった私は、時間的にもう一つくらいしか回れないほどまで時間を消費してしまっていました。
そこで訪れたのが、バンテアイ・クデイ。
「踊り子のテラス」というレリーフが有名です。
本当は、ジブリ作品のラピュタの舞台になったとかならなかったとか噂されている遺跡もあったのですが、今回はあえて、勉強を兼ねて、踊り子のテラスを見ることにしました。
仏教は、いまでこそ世界中で女性を避けるという形になっていますが、元は女性が舞踊をするような、もっと別の宗教であったように思いました。
それにしても、遺跡は風化がはげしく、あちこちが今にも崩壊しそうな状況。
世界遺産とは言いながらも、当然風雨にさらされ、さらには大量の観光客が訪れています。
いつ壊れてしまってもおかしくない遺跡だと思いながら見学しました。
高級ホテルに泊まれば、
ショータイムで踊り子の伝統舞踊を見ることが出来るらしいね。
今度行くことがあれば、
ぜひ見てみたいところだな。
外国のホテルにはお化けなんてかわいいくらいの恐怖がたくさん
ホテルなのですが、なんとエアコンの中からヤモリさん登場。
こっちが近づく、またエアコンの中に戻りましたが、一晩中恐怖で熟睡できませんでした…
それなりに高いホテルにしたのに…。
日本円で1泊約7千円。
自然豊かであるとはいえ、やはり、ここは外国ですね…。
カンボジアも、つい近年まで大量虐殺があった国です。
当時の地雷もまだ埋まっている場所もあり、銃などは、当時のものがいまだに犯罪に使われることもあるそうです。
外国のホテルは、日本で言うところのお化けなんてもろともせず、生身の筋肉モリモリマッチョマンの変態までいそうなので、怖ろしいです…
くれぐれもご注意を…
熱帯地域では、悪い病気を持っている動物がいるから、
それがまた怖かったよ…
幸い、ヤモリは人間に害ある動物ではないからよいが、
こんなのが入ってくるんだから、蚊なんかも怖いよな
実際、部屋の中虫が多かったしね…
それなりに高いホテルだったのに…
そのあたりは、やっぱり外国なんだよな。
本当の高級ホテルでない限り、
虫害が怖いよな。
まとめ カンボジア アンコール遺跡群の歩き方
以上が、英語も分からない私が巡ったアンコール遺跡群でした。
とても一日じゃ回り切れないくらいの見所たっぷりの場所です。
ごはんもおいしいし、私は飲めないのですが、お酒も安いようです。
銃の犯罪がいまだにあるとはいえ、比較的観光地のシェムリアップは治安も安定しています。
ただ、ボッタクリというか、観光客目当てに勝手にサービスして金を巻き上げていく輩がいるのは、やはり外国なのでしょう。
注意が必要です。
・シェムリアップ空港に驚くなかれ!
・アンコールワットでは、ガイドを事前予約するのが正解のようです
・ボッタクリあんちゃんに要注意!
・食事はおいしい
・ホテルは高級がよいのではないか?
アンコール遺跡群、
異世界っぽくてすごかったよ。
トゥクトゥクの旅も、
異世界情緒を醸し出してくれるよな。
さらに、ボッタクってくる人たちも、
異世界情緒の一つだね。
ある意味、
恐怖体験だけどな。
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