3月第1週 ロシアが原発攻撃! ユーロを中心に大暴落!

今週の投資結果

ロシア主要銀行をSWIFTから排除

週の初め、ロシアの主要銀行がSWIFT(国際銀行間通信協会)から排除されました。

これにより、ロシア企業は外国の取引先との金銭のやり取りができなくなりました

もっとも、SWIFTに加盟していない銀行間を使った取引網が構築されるなど、不便になったが、完全に取引できない、という事態は回避されています。

どこにでも、抜け穴はあるものですね。

ただ、これにより、28日(月)の市場オープン時には、為替は大きくした窓を付ける結果になりました。

特に影響を受けているのが、ロシアとも大きく取引している欧州です。

他の通貨が一時的に窓埋めしたにもかかわらず、ユーロとのペアの通貨は、ユーロ売りが持ち込まれ、窓埋めせずに下落という流れとなっています。

週全体でみると、4日(金)までは、リスク回避通貨としてドルが買われた以外は、どれほど動きませんでした。

株は、軍事関連銘柄を中心に伸び、インデックスはそれほど下落しませんでした。

今回、ロシア側もウクライナ側も軍事兵器を多用しており、軍需はかなりの消費と需要が出てきています。

やはり、戦争は儲かるということでしょうか。

ただ、SWIFTからの排除により、ルーブルの価値はほぼ半減。

ロシア国内では、大きくインフレーションが進む結果となっています。

結局、ロシア政府やプーチン大統領は、通貨をリスク回避商品に換金し、それほど被害は被っていませんが、ロシア国民が物価の高騰により被害を受けているという構図になっているようです。

こうした事態は、かえって貴族階級の資産を押し上げ、民衆の資産が減り、今後の選挙などで民衆が立てなくなる、という負の連鎖を生み出すことにもつながりかねない部分があります。

もしかすると、SWIFTからの排除により、かえってプーチン政権をより盤石なものにしてしまったという見方もできます。

ロシアが原発を攻撃

ロシアの攻撃が激烈です。

特に、4日日本時間午前には、ロシアがウクライナ南部、黒海に近いザポリージャの原発を攻撃しました。

火災が発生し、一時、放射線量の上昇が確認されたとする報道も伝わりました。

これにより、株・為替とも大きく下落する流れとなりました。

もっとも、放射線量の増加はフェイクニュースだったということになりましたが、いまだ真相はよく分からない、というところのようです。

これにより、欧州時間以後、ユーロが大きく売り込まれる結果となりました。

特に、ユーロドルは節目の1.1を軽く割り込み、その後も下落を続ける結果となりました。

さらに、リバウンドもないことを見ると、欧州経済にも大きな影響があると見られていることが分かります

仮にザポリージャの原発で事故が発生すれば、チェルノブイリ原発事故の10倍の被害があると言われており、ヨーロッパ各地に被害がもたらされます。

市場が最悪の事態を織り込みにいっていることがよくわかります

ユーロドルは一目均衡表を上抜けられるか?

大きく下落したユーロドルですが、本の少しだけ戻りがありました。

一目均衡表でみると、5分足では、雲を上方向に抜けることに成功しています。

15分足は、ようやく雲に入りかけており、ここが上抜けられるか否かが、今後のユーロドルの方向感を決めていくことになるでしょう。

もっとも、15分足を上に抜けられたとしても、1.098付近まで上昇できればよい方で、1.1台の回復までは難しい気もします。

一目均衡表 5分足
一目均衡表 15分足

加えて、週末の市場休場中に、あらたな悪材料のニュースが出ると、テクニカル指標に関係なくユーロ売りが入りますので、ヘッドニュースには要警戒です。

もし、5、6日に予定されている停戦協議で良いニュースが出れば、週明け上窓の可能性もありますが、確率はかなり低いのではないでしょうか。

両者に主張が大きく乖離しており、着地点が見当たりません・

場合によっては、週明け、下窓を作り、そのままさらに下落という可能性も大きいです。

ウクライナとロシアはどうなる?

ロシアは、ウクライナを非武装化することを目的にしています。

ゼレンスキー大統領をネオナチと呼び、ウクライナの新ロシア派に対して差別的扱いをしていると主張しています。

一方のゼレンスキー大統領は、ロシアの完全撤退を要求

徹底抗戦する構えを見せています。

実際、短期決戦が失敗に終わったロシアは、圧倒的な軍事力によりウクライナに打撃を与え、有利な立場で停戦協定にサインしたい考えのようです。

一方のウクライナは、長期戦に持ち込み、プーチン政権の国際批判を高め、完全撤退をさせようと考えています。

ウクライナ民衆も、ソビエト連邦のスターリン体制時代に、命令により強制労働させられ、飢饉の際には農作物を提供。そのため400万人が餓死したとする歴史を持っています(ロシアは否定していますが)。

そのため、うかつに降伏してしまうと、戦闘で死ぬ人数よりも、結局死亡する人が増えることを懸念しています。

そのため、かなりの士気があるようです。

このまま泥沼化すれば、当事者同士の解決はより困難になります。

そろそろ、国際社会の第三者が呼びかけてもよい段階にきているかもしれません。

来週の戦略

はっきりいって、何もできません。

原発の攻撃がありましたが、今後は本当に核の投下もありえます。

もちろん、人のいない場所に投下させるでしょうが、株・為替ともに暴落するのは避けられません。

ここは、投資は控えるべき時でしょう。

とはいうものの、ユーロドルでかなりつかまってしまっていますので、

もはや含み損にひたすら耐えることしかできません。

なお、ロシアルーブル円は50万円で損切ました。

かなり、つらい週となりました。

約定分

株             0円
FX   -410,713円
  (ユーロ円、南アフリカランド円、メキシコペソ円、ロシアルーブル円、ユーロドル)
CFD    29,100
  (日経)
合計   -381,613

持ちこし分

株        -797,150円
FX   -1,614,810円
  (南アフリカランド円、ユーロドル、豪ドルNZドル)
CFD       2,295
  (S&P500)
合計  -2,409,665円

ウクライナ情勢は泥沼化の様相

MUNO
MUNO

なんということだ。

原発まで攻撃。

もう、なりふり構っていないな。

吾郎
吾郎

ロシアルーブル円も50万円で損切したしな。

もう、手を出さないのが賢明だ。

MUNO
MUNO

とはいっても、ユーロドルのロングを持ってしまっているし。

ひたすら耐えるしかないよ……。

あるいは、損切するか……。

今年の利益一気に吹っ飛ぶ……。

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