ただ、これは日本の安全保障にとって危機的状況であることは言うまでもありません。
為替は、ややピークアウトの気配もありますが、今後の見極めが必要です。
株は、軟調ではありますが、週の後半に買戻しがあり、今後の動きに注目です。
重要指標はなく平和な週?
今週は、重要な経済指標の発表はなかったといえます。
結果として、為替はそれほど大きくは動かなかったといえます。
これまで勢いよく伸びていたドル円は136円70銭代をつけ、いったんピークアウトの気配となりました。
ただ、まだまだアメリカ経済が強く、日本経済が弱いというのも変わりませんので、どちらに動くのか分からないというところです。
株はここのところ軟調に推移してきていましたが、週の後半にかけて、世界的に買い戻される動きとなってきています。
ただ、株に関しては、底を打ったというよりも、これまで勢いよく下落していた分の、利益確定の調整が入っているとも見ることができます。
本当にここで底打ちなのか、見極める必要があります。
日本株は、7月10日に参議院選挙を控えているので、それまで大きく下げることはないかもしれません。
ただ、選挙終了後に金融に対してネガティブな発言が相次ぐようであれば、相当な下落を示す展開も予想されます。
これと言った目玉が見えてこない選挙
参議院選挙は、実際問題として、自民党の大勝が見えてきました。
もはや、野党も諦めムードというか、やる気がないというか、何もしないで傍観するような気配です。
参議院選挙が終わると、衆議院が解散されない限り、順当にいけば3年間選挙がないことになります。
「黄金の3年」と言われていますが、まさに自民党がなんでもかんでも、通すことができる時代が到来してしまいます。
憲法改正、消費税を含む各税金増額などなど。
議論を尽くした上で進めるのならまだしも、大した議論も実施せずに、とにかく推し進められてしまうことには警戒が必要です。
岸田長期政権の到来が見えつつあります。
日本にとって、真の黄金の3年になるのか、あるいは絶望の3年となるのか、ただただ、恐怖でしかありません。
とにかく、まったくといっていいほど、公約も何も見えてこない選挙です。
与党が何を言っているのか分からなければ、野党も大して突っ込まないという、もう、どうなっているのでしょうか。
ウクライナ情勢も蚊帳の外に出されつつある?
経済的に、ウクライナ情勢にも飽きてしまっているような現状になりつつあります。
アメリカのリセッションの話題も、少々下火といったところでしょうか。
ここにきて、食糧問題、エネルギー問題が再燃してきています。
特に、食糧危機は深刻な状況です。
ロシア産・ウクライナ産小麦が輸入できないことから、各国ともに、大きな打撃を受けています。
エネルギーも深刻度を増していますが、もっとも原油は、1バレル120ドルで頭を叩かれているという状況です。
そろそろ、100ドル割れもあるのではないでしょうか。
節電への失策 これではEV車など夢のまた夢
日本では、脱炭素、脱原発、脱ロシアといった方針から、エネルギーが他の国に比べてかなりの枯渇状況です。
岸田首相は、節電ポイントなるものを創出しようとしていますが、本当にそれでよいのでしょうか?
節電は確かに大切ですが、節電しなければ電力を賄えない、といった状況は危機的状況かもしれません。
もし、天変地異や他国の侵略、その他有事が起きた場合、電力は最も大切なライフラインの一つであることは言うまでもありません。
そうした電力は、節電しなくとも、十分に確保できている状況が望ましいはずです。
そのうえで、電力をあまり使わない機械の開発に国が責任をもって投資をすべきなのです。
もちろん、原発を動かさないのであれば、代替する発電機器の開発も急務です。
結局、脱炭素、脱原発、脱ロシアという、聞き心地の良い言葉を並べているだけで、本当の意味では、日本を後進国にしようとしています。
世界は、ガソリン車からEV車(電気自動車)へとシフトする動きを見せています。
まだまだ走行距離は短いですし、充電箇所や充電時間の問題もありますが、それも、EV車が普及していくにつれて解決する問題でしょう。
当然、EV車が普及すれば、今よりも多くの電力が必要になることは目に見えています。
今、ガソリンで走っている自動車が、全て充電車になるわけですから。
そうした時に、今の状況でさえ節電を呼びかけている日本で、本当にEV車が走ることができるのでしょうか。
EV車の普及は、ある意味日本のような石油の取れない国にとっては、自国で調達可能なエネルギーで運輸を成り立たせることができるので、この上ない話です。
2021年の日本の発電内訳は、1位がLNG(液化天然ガス)の31.7%、2位が石炭の26.5%です(ちなみに、原子力は5.9%)。
前にも書きましたが、日本はまだまだ石炭の埋蔵量のある国でもあります。
6月第1週 ドル130円 ユーロ140円! 円安再燃! 原油は120ドル 石炭解説 – MUNOの個人投資とお金のはなし (muno-investment.com)
確かに、石炭火力は炭素排出量が大きくなってはしまいますが、それでも、自国で調達可能なエネルギーで、これを使うことは、日本の安全保障上も重要なのではないでしょうか。
外国産の安い石炭を輸入する状態になっていますが、国営で炭鉱再開などをすれば、こと足りることです。
エネルギー生産は、ここまで来てしまった以上、国営による運営も考えるべき時なのかもしれません。
とにかく、節電ポイントで釣って電力使用量を抑えるのは、愚策でしかないということでしょう。
来週の戦略
ほんの少し、利確できました。
勇気を出して、ユーロドルや日経をロングすることができれば、数倍利益を伸ばせたのに、うまくいきませんでした。
ユーロドルも日経も、上昇してしまったので、買い時を逃してしまった感があります。
来週は、様子見の週になるかもしれません。
日経が2万6千円を下回るようなことがあれば、少しロングしてみたいところではあります。
ユーロドルも、下がってきたところをロングしてもよいかもしれませんが、月足ではダブルトップの形となっているので、注意が必要と思っています。
約定分
FX 31,983円
(ユーロドル、豪ドルNZドル)
CFD 13,000円
(日経)
合計 44,983円
持ちこし分
FX -91,255円
(トルコリラ円、豪ドルNZドル)
CFD 0円
合計 -752,755円
コツコツ取り返していく
岸田首相のごとく、
検討に検討を重ねて取引しているよ。
投資は慎重さが求められるからな。
検討も重要だろう。
検討した結果、
日経もユーロドルも買い時を失ってしまったんだけどね。
オワタ。
検討だけで何もしないという。
まさにキッシーの二の舞だな。
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