FXで取引をはじめるときに、スプレッドには気を付けよう、という話をよく耳にします。
しかし、はじめてFXを始めるときにスプレッドって一体何? と疑問に思う人も多いと思います。
私も、取引をはじめたときには、あまりスプレッドを理解していなくて損をしました。
そこで、今回はスプレッドとは何か、賢い活用術をお話しします。
スプレッドって何?
現在、国内のFX業者は、基本的に売買の時に手数料はとっていません。むしろ売買手数料を取っている業者を探す方が難しいと思います。
じゃあ、FX業者はどうやって儲けているの? となるかと思いますが、1回の取引の時に業者の取り分になるのがこの「スプレッド」なのです。
少し突っ込んだ話、最終的に確定申告する際には、手数料なら経費とすることが可能ですが、スプレッドは手数料ではないので、経費とすることはできません。
業者の取り分になるお金を一回の取引で負担するんだな
はじめのうちは、経費にできない手数料という認識でもいいかもしれないな
スプレッド金額の確認方法
FXは「売り」でも「買い」でも入ることができるため、取引画面では「売り」と「買い」の両方が併記されています。
ここで、「売り」と「買い」それぞれで少しだけ金額が違うことに気づいたでしょうか。この差額が「スプレッド」として業者が受け取る金額になります。
そのため、「売り」だろうが「買い」だろうが、はじめにポジションを持った時には、有無をいわさず含み損がついてはじまることになります。
写真の米ドルを例にしてみると、「売り」の価格が1ドル108.955円。「買い」の価格が1ドル108.957円となっっていて、その差は0.2と出ています。すなわち、0.2銭がスプレッドとなるわけです。
米ドルを1万通貨「買い」で入った時には、「売り」の価格と0.2銭のスプレッドがあるわけですので、はじめから20円の含み損がついてはじまることになるわけです。
※みんなのFXでは1千通貨単位(1,000ドル)から売買できますが、多くのFX業者で最小取引単位が1万通貨(10,000)ドルからとなっています。
当然、たくさんポジションを保有すればするほど、スプレッドのために、開始時の含み損が増えるわけです。
1円を笑うものは1円に泣くとは言うが、
1銭や0.1銭程度と言ってもあなどるなかれ。
FXでは0.1銭を笑うだけで命取りになるのだ
スプレッドはFX業者によって違う
スプレッドの差は業者によって価格設定が違います。
基本的には「売り」と「買い」のスプレッドが狭い方がお得だといえるので、この差を小さく設定している業者を選びます。
もちろん、スプレッドが広くても、「スワップ金利」が大きい業者とか、「スリップページ」が少ない業者など、業者によってそれぞれの強みがあるので、最終的には自分に合った業者を選ぶ必要があります。
ただ、FXをはじめたばかりの人は、あまり「スワップ」や「スリップページ」などは考えず、とにかくは「スプレッド」が狭い業者を探して使ってみることをお勧めします。
FXに慣れてきてから、複数の業者に口座を開いて、「スプレッド」重視の取引はA社。「スワップ」重視の取引はB社などとしていくとよいでしょう。
オイラはスプレッドが狭く、スワップ金利の高いトレイダーズ証券の「みんなのFX」を使っているぞ。
ちなみにチャートはSBI証券のが使いやすいから、いつもそちらで確認しているぞ。
SBIで取引するこてゃないのだけれど…ゴメンナサイ
素人の時は株の取引きのために使っていたSBI証券でFXの取引もしていたな。
スプレッド広かったが。今となってはいい思い出だ。
スプレッドは通貨ペアによっても変わる
米ドルでのスプレッドは0.2でした。
基本的にスプレッドは、取引量の多い通貨では狭く、取引量の少ない通貨では広がっている特徴があります。
例えば、スワップ金利が高く人気の新興国通貨である南アフリカランド円だと、この写真ではスプレッドは0.9あります。ほかにも、カナダドル円、トルコリラ円だと1.6なっています。
新興国通貨は流動性があまりないため、広がりがある場合、取引開始時の含み損を埋めるだけでも一苦労となります。
スプレッドの広い通貨を取引するときには、十分にポジション取りのタイミングを考えて、慎重に取引しましょう。
新興国通貨は有事に急落することがあるから、
スプレッドと併せて悲劇的なダメージを受けることがあるぞ
スプレッドは時間帯によっても変わる!?
業者によってスプレッドの価格が違うのはわかりますが、実は時間帯によっても変動します。
特にニューヨーク時間が終わり、東京時間が開くまでの間は取引が少ない時間にあたります。
この時間帯にスプレッドが開いてしまう場合があります。
また、突発的なニュースが出て、為替が大暴落や急騰した時のように、大金が動くときにもスプレッドが開くことがあります。
相場の急変時は防ぐことが難しいかもしれませんが、日本時間の明け方のスプレッドが広がっている間は、それほど流動性もないので、取引は控えた方が無難でしょう。
オイラが会社員だった時、新聞当番っていう、朝早く出勤して、会社と関係ある記事を切り抜く自主的な活動があったんだ。
給料も出ないし、手当代変わりだー、と思って朝から取引していたけれど、
流動性もなくてスプレッドも広がっていたから儲からないのは当然だったんだな
早朝に出かけて手当ても出なかったとはブラックだな。
しかし、そんな時間に取引してもよいことはない。
FXは動く時間帯と動かない時間帯があるから、
そのあたりをしっかりと把握して取引しないと儲からないぞ
夜は早く寝ないといけなかったから、飲み会も行けなかったけど、
こうしたところが日本の経済を停滞させているんだな。
会社が結局自分の首をしめている。日本オワタ
まとめ
FXのスプレッドは「売り」と「買い」の取引をするときに会社がとる利益です。
そのため、取引するときには必ず含み損から始まることになります。
たかが数銭と思っていても、この差を埋めるだけでも一苦労になるのがFXです。
基本的には、スプレッドの狭いFX業者を選んで取引するようにしましょう。
通過ペアによってもスプレッドは違いますので、しっかりと確認して取引しましょう。
時間帯やニュースによって大きく変動することもあるので注意が必要です。
ちなみに、業者によってはスプレッドの縮小キャンペーンをやっている場合があります。上手に活用しましょう。
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