ドル円は急落! ついに円高局面到来か!?
ドル円は大きく失速しました。
先週末に失速した勢いそのままに、135円台まで急落。
一時期的には落ちたところを買われる展開を見せる局面はありましたが、おおよそ軟調に推移しました。
ユーロドルで見ると、先週ついにパリティ割れする局面がありましたが、これで市場はいったん冷静さを取り戻し、1.0からは比較的堅調に推移しています。
このユーロの安定を材料にしてか、ドルにも調整が入りつつある形でしょう。
EUに目をやると、21日日本時間21時15分に欧州中央銀行の政策金利の発表がありました。
市場予想は0.5%の利上げとされていましたが、一部では0.75%の利上げも現実味を持って語られていました。
蓋を開けてみると、噂でささやかれていた0.75%の大幅な利上げが決定され、ユーロは一気に買われる展開となりました。
ただ、その後は、相場の格言「噂で買って事実で売れ」の通り、一気に全部を戻す展開となりました。
実際には、政策金利発表後のラガルド総裁の発言で、欧州の経済は悪化しているとされ、これが嫌気された形となりました。
せっかく、ユーロは下落の底打ちが期待されましたが、ラガルド総裁という身内がダメにしてしまったという展開になってしまいました。
株価は比較的堅調に推移しました。
ここのところ、米国のリセッション懸念から、米国株を中心に大きく売り込まれていましたが、これが買い戻される展開となっています。
米国株はまだ本調子とはいえないまでも、日本株にしてみると、堅調に推移しています。
行き過ぎた円安にもようやく歯止めがかかり、ようやく日本株買いがはじまったと見ることができるのかもしれません。
ゴールドは下落の一途
リスク商品とされていた金価格は下落しています。
世界経済が悪化しても、もはや金は買われないということが、今回の米国リセッション懸念で世界は確認することになりました。
一方で、ドルが大きなリスク通貨として機能するようになってきました。
世界の経済は米国が支えているという考えが、再認識されるとともに、リセッション懸念だろうが、米ドルを購入すれば、なんとかなるという意識が芽生えてきています。
金を購入するよりも、ドルを購入する、という考え方に世界は変化してきたのかもしれません。
もっとも、かつて金は実需的に使われるというよりは、保存し、その美しさを愛でる商品でした。
しかし、近年では電子機器の半導体部品としては欠かすことのできない実需商品としての役割が与えられてきています。
装飾品としての価値から、工業製品としての金という考え方の変遷が、こうしたリスク商品としての機能的価値にも大きな影響を与えていると見ることができます。
地政学リスクは安定してきたのか?
目下、これまで大きく騒がれていた地政学リスクは安定してきたのかもしれません。
安定したというよりは、「忘れられた」「飽きられた」と言い換えることができるのかもしれません。
今年、もっとも大きな地政学リスクは、なんといってもウクライナ戦争でした。
まさに、ウクライナ戦争は世界を崩壊させるくらいの騒がれようでした。
プーチン大統領にいたっては、ついに核兵器の使用までをチラつかせていたということもあり、第三次世界大戦前夜かとまで言われていました。
いまだウクライナでの戦闘は激烈を極めていますが、世界的にも大きくニュースで取り上げられることは少なくなってきました。
悲しいかな人間は忘れる・飽きる生き物ということでしょう。
当然、この混乱状態・ウクライナで酷い仕打ちを受けている人たちに思いを馳せる気持ちを忘れてはいけないでしょう。
しかし、相場はそうと言ってはいられません。
ウクライナ問題で大きく変動した相場は、新しい局面に入ってきているのかもしれません。
原油も、100ドルを割り込み、その後は90ドル台で均衡しています。
エネルギー問題や脱炭素問題など、今後の行方に注目です。
日本国内にしても、節電に関する話題が連日報道されていましたが、安倍元首相銃撃事件を契機に、あまり騒がれなくなってしまいました。
マスコミの報道の優先順位というのがあるでしょうけれど、騒がれなくなったからと言って、問題がなくなったわけではありません。
日本の場合は、電力問題の行方次第によっては、株価の大きな下落につながる恐れもあるでしょう。
世界から、日本が先進国から陥落したなどと思われると、投資先としての魅力は減退します。
これから、EV車、さらには現代社会は電気がなければ機能しないという点からも、ひとたび計画停電になろうものなら、一気に株が売り込まれる展開も考慮しておかなくてはならないでしょう。
結局黄金の3年はどうなるの?
岸田政権の黄金の3年がはじまりつつありますが、岸田首相が最初に直面した問題は、まさに安倍元首相銃撃事件でした。
岸田首相は、ついに数少ない決断として、安倍元首相の国葬を掲げたわけです。
ただ、野党からは大きく批判されてしまいました。
やはり、日本は何もしない方が「てっぺん」を取れるということが浮き彫りになりました……。
いずれにせよ、ついに岸田政権が動き出すのか否かを見極めなければなりません。
いくら黄金の3年とはいえ、自民党内では総裁選も控えているわけです。
また、岸田政権の決断によっては、その支持率の低下も考えられます。
岸田政権としては、憲法への自衛隊の明記、原発再稼働、といったところが、大きな課題でしょう。
両方とも、世界的にはインパクトの強い話題でもありますので、こうした問題にも、今後注目していかなくてはならないでしょう。
来週の戦略
今週は、欧州中央銀行での政策金利発表というビッグイベントはあったものの、それ以外は、それほどインパクトの大きいものはありませんでした。
来週は日本時間28日午前3時からの米国FOMCの政策金利発表を控え、突発的なニュースによっては、株や為替の変動もあり得るため、慎重に行かなくてはいけません。
特に、ドルやユーロなども、方向性が出たのか、レンジなのか、まだはっきりと分からないところでもあります。
ここらへんで間違った行動をとれば、大打撃にもつながりかねませんので、注意していかなければなりません。
基本的には、円高を視野に入れながらも、コツコツやっていこうと思います。
約定分
FX 14,132円
(豪ドルNZドル)
CFD 0円
合計 14,132円
持ちこし分
FX -345,142円
(トルコリラ円、豪ドルNZドル)
CFD 0円
合計 -1,059,042円
含み損が減らない……
ドル円は、どうしてショートした時は上がって、
損切したとたんに下がるんだ……
方向性はあっているのにな。
証拠金維持率でいつもやられるな。
数円くらい動いても大丈夫なLotでやっているのに、
それがロスカットされるっていったい……
いつも入るタイミングが悪すぎるな。
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